大手町の新ランドマークでカジュアルランチを楽しむ

「BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)」店内
「TOKYO TORCH Terrace(トウキョウ・トーチ・テラス)」2階。広い店内はイベント利用も可能。

大手町に新しく登場した「TOKYO TORCH Terrace(トウキョウ・トーチ・テラス)」の2階にオープンした「BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)」。

麻布十番の「VIA BRIANZA(ヴィア ブリアンツァ)」や六本木ヒルズの「la Brianza(ラ ブリアンツァ)」など、予約必須の人気イタリアンレストランと同一グループの新店舗だ。

他の店舗が抜群のコストパフォーマンスを発揮しながらも高級店なのに対し、こちらはオフィスや買い物客のランチ需要も視野に入れていることから、比較的安価にランチが楽しめる。

ランチは前菜とデザート付きの3つのコースからチョイス

「BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)」のスペシャルランチ
「スペシャルランチ」(3,800円)。サラダは前菜の一つ。かなりボリュームたっぷり。

ランチのコースは3つ。パスタなど4つの料理から好きな料理を選べる「ピッコロランチ」(1,800円)と、同じく4つの料理、2つのメイン料理から好きな料理を1つずつ選べる「ブリアンツァランチ」(2,800円)、「ブリアンツァランチ」のメインのグレードが上がったのに加えてスペシャルな一皿が付く「スペシャルランチ」(3,800円)だ。

どのコースにも同店がおすすめする、飲む前菜「モクテル」と「小さな前菜」1種、ドリンクとデザートが付いている。1,500円超えのランチは毎日通うとなると厳しいかもしれないが、これだけの料理がセットとなっているランチならば、むしろお得過ぎるというものだ。

飲む前菜「モクテル」とは?

「BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)」ランチコースのモクテル
この日のモクテルは、梨とジャスミン。梨をミキサーにかけてジャスミンで香り付けし、炭酸水で割っている。

同店のランチコースに必ずついているのが、飲む前菜「モクテル」だ。聞きなれない人も多いであろう、この「モクテル」。「真似た」という意味の「mock」と「cocktail(カクテル)」から成る造語で、ノンアルコールカクテルを指す。

「ブリアンツァグループ」のオーナーシェフである奥野義幸さんが、日本にカクテル文化をもっと広めようと前菜に取り入れているという。

モクテルはおおよそ月ごとに種類が替わり、8月は桃とミョウガ、9月は梨とジャスミンと、季節の食材を取り上げている。梨とジャスミンのモクテルは、淡い甘みのある梨の果汁にジャスミンの香りが付けられた爽やかな味。ジュースとはまた違った味わいが前菜らしさを出している。

現在はフルーツがメインだが、今後は色々な食材を使っていきたいそうだ。

スペシャルランチだけに付く、la Brianzaのスペシャリテ

「BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)」のスペシャルランチ
埼玉県深谷市にある田中農場の新鮮な卵を使用。黄身はもちろん白身にもコクがあり、トリュフに負けない力強さがある。

同店に来たならば、せっかくだからスペシャルランチを食べてもらいたい。その大きな理由の一つが、スペシャルランチだけに付く3つ目の前菜「たまごとトリュフのオーブン焼き」だ。

これは「la Brianza」などでは「トリュフのグラタン ピエモンテ風」として紹介されている同店のスペシャリテであり、不動の人気上位の料理。それが、「ブリアンツァランチ」に1,000円を足しただけで楽しめるのだから、お得としか言いようがないだろう。

とろとろの半熟に仕上がった卵に惜しみなくかかったトリュフ。卵とトリュフという王道の組み合わせは間違いない味だ。