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〈2020 食通が惚れた店〉
新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機を迎えた2020年。でも、外食シーンの火は消えない! こんなときこそ、おいしいものを食べて元気になり、飲食店を応援したいものです。
そこで、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめお取り寄せ」をうかがいました。
今回は、徳間書店の季刊誌「食楽」編集長の大西健俊さんにお答えいただきました。
教えてくれる人

大西 健俊
1977年生まれ。神奈川県出身。明治大学経営学部卒業後、旅行誌などを主とした編集プロダクションに勤務し、食と旅のフリーランスとして独立。その後、月刊誌「東京カレンダー」の編集を経て、フリーランスのエディターに転身、現在は「Fly Inc.」の代表取締役を務める。その他、旅・食・酒をテーマに活動し、徳間書店・季刊誌「食楽」編集長および、グルメECサイト「オンワード・マルシェ」のクリエイティブ・ディレクター、地域創生メディア「ONESTORY」副編集長などを兼任。
今年のベストレストラン
Q. 2020年、最も印象に残った飲食店を教えてください
A. 宮古島の「レストラン エタデスプリ」です

元々はフレンチ出身のシェフながら、自身が生まれ育った沖縄の食文化を料理に落とし込む新たな料理のスタイルを模索。
あまりおいしくないとされる沖縄を代表する魚のイラブチャーに挑んだり、害鳥とされる孔雀を食材として生まれ変わらせたり、とにかくシェフの沖縄への情熱と愛情がほとばしる。
アンダー2,000円のお手軽グルメ
Q. 今年食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください
A. 「オショモコ」の「ビンチョウマグロのトスターダ、サルサマッチャ、ワカモレ」(1,650円)です

一大ブームとなった横丁スタイルの複合施設。はしご酒を気軽に楽しめるので重宝しているが、はしご酒のポイントはいかに特色ある店を挟んでいくか。
広尾「EAT PLAY WORKS」のTHE RESTAURANT内にある「オショモコ」は、タコスやトスターダ(ハードタイプのタコス)を一皿から楽しめるし、最近ハマっているテキーラやメスカルといったお酒も充実。はしご酒が俄然楽しくなる。
※価格は税抜
2020年のお取り寄せ
Q. 今年出会った、人におすすめしたいお取り寄せを教えてください
A. 「コトー」の「黒毛和牛のハンバーグステーキ」と「牛ほほ肉のキーマカレー」です

とにかく美味。値段は張るが、大人にこそ味わって欲しい店レベルのクオリティ。

フォンから手作りするソースのハンバーグ、独自調合のスパイスが食欲をそそるキーマとどちらも秀逸。
※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。
文:大西健俊・食べログマガジン編集部