〈食通が占う、2021流行る店〉

新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機が訪れた2020年が終わりました。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。

そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2021年期待したいお店や料理についてアンケートを実施。

今回は、食べロググルメ著名人の小池克臣さんにお答えいただきました。今年注目の「ブレイクしそうな店」「2,000円以下のお手軽グルメ」をご紹介します。

教えてくれる人

小池 克臣
横浜の魚屋の長男として生まれるも、家業を継がずに、外で、家で、肉を焼く日々を送る。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、ほぼ毎晩牛三昧。さらには和牛そのものの生産過程や加工、熟成まで踏み込んで研究を続ける肉の求道者。著書に『肉バカ。No Meat, No Life.を実践する男が語る和牛の至福』(集英社)。インスタグラム @bms12_nmnl も人気。

2021年ブレイクしそうな飲食店

Q. 2021年にブレイクしそうな飲食店は、ずばりどこですか?

A. 「WAGYU 日山」

ウェイク
コースの最後に出てくるすき焼き   出典:ウェイクさん

人形町の老舗すき焼き割烹「日山」が、2020年6月に肉割烹「WAGYU 日山」をオープン。

すき焼きの名店が和牛のおいしさをとことん追求して、進化した食べ方を教えてくれる。前菜から、今までのすき焼き店とは全く違ったアプローチで和牛のポテンシャルを引き出してくれる。最後に食べるすき焼きは、これぞ老舗の味と叫びたくなる完成度。

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 2021年にブレイクしそうな、2,000円以内のグルメを教えてください

A. 「焼肉しみず」の「特製もつ煮込み」(税込1,000円)

もつ煮込み(写真はイートイン) 出典:カフェモカ男さん

コロナ禍でテイクアウトに注力せざるを得ない状況で、今まで裏メニューだったもつ煮込みがテイクアウト品として一般開放された。新鮮なホルモンを、水を加えずに煮込むことで、濃厚な旨味が感じられる。

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文:小池克臣・食べログマガジン編集部