〈絶対ハズさない!ホテルの味〉

Vol.7 旅気分に浸れるホテルのオープンエア

ホテルのレストランは非常に快適ですが、夏であればテラス席で自然を感じながら食事を楽しむのもまた気持ちがいいものです。遠くまで足を運ばなくても、お出かけ気分になれるのもいいですよね。

屋外のスペースは夏にしか開放されていないこともあるので、今だけの特別感もあります。外であれば、密閉や換気を気にする必要もありません。

そこで今回はお出かけした気分になれるホテルのレストランと、その名物料理についてご紹介しましょう!

1. 恵比寿にいながら自然を満喫

ウェスティンホテル東京「ザ・テラス」

パティオは恵比寿にいるとは思えないほど自然に囲まれています(写真:ウェスティンホテル東京)

1994年にオープンしたウェスティンホテル東京は、恵比寿ガーデンプレイスにあるホテル。お洒落なスポットにあるシティホテルですが、実は知る人ぞ知るパティオ(中庭)が存在しているのです!

オールデイダイニング「ザ・テラス」には、初夏から秋口にかけて季節限定でパティオがオープンします。恵比寿という都心にありながらも、心地よい風や自然光を感じて、優雅なひとときを過ごせるのがうれしいところ。

「豆腐とトマトのサラダ」はバジルと黒オリーブが豆腐によく合います(写真:ウェスティンホテル東京)

ここでの注目メニューは「豆腐とトマトのサラダ ブラックオリーブペーストとバジルソース」フルサイズ 1,300円・ハーフサイズ 900円。栄養価の高い料理が揃う「ウェスティンウェルビーイングメニュー」のひとつで、豆腐をカプレーゼに仕立てているので、さっぱりしていて香りも豊か。

パティオは人気があるので予約するのがおすすめ。都合のよい日を押さえてから訪れてください!

※価格は税・サービス料別
※天候によってはパティオを利用できないことがあります
※現在の営業時間は7:00〜21:00(L.O.20:00)

2. 早くも話題! 東京タワーを間近で見られるバルコニー席

三井ガーデンホテル六本木プレミア「バルコン・トーキョー」

東京タワーの間近にあるレストランなので、圧倒的な夜景を堪能できます(写真:バルコン・トーキョー)

三井ガーデンホテル六本木プレミアは、2020年1月24日にグランドオープンした新しいホテルです。その最上階14階にある「BALCÓN TOKYO(バルコン・トーキョー)」は、東京タワーを間近で見られることで、早くも話題になっています。

バー&ラウンジや個室も設けられていますが、店名の「バルコン」がフランス語の「バルコニー」を意味するとおり、広々とつくられたバルコニー席がとっても魅力的!

適度に厚みのある特製ローストビーフは、噛みしめると肉汁がジュワッと広がります(写真:東龍)

スペシャリテは3日間かけてつくられた特製グレービーソースで味わう「特製ローストビーフ」120g 2,700円・240g 4,500円。20日間も氷温熟成させたリブロースは、旨味が増しています。じっくりとローストされているので適度に脂が落ち、牛肉の味わいが凝縮されているのです!

お洒落なバルコニー席で東京タワーを眺めながら、自慢のローストビーフを堪能してみてはいかがでしょうか。

※価格は税・サービス料別

3. ワンちゃんOK! 潮風を感じるテラス

ヒルトン東京お台場「シースケープ テラス・ダイニング」

広いテラス席からはレインボーブリッジの全貌を捉えることができます(写真:ヒルトン東京お台場)

気軽に海気分を楽しみたいなら、東京ベイにあるヒルトン東京お台場はいかがでしょうか? 潮の香りが漂う自然を味わえるロケーションがあります。

ヒルトン東京お台場の「シースケープ テラス・ダイニング」には、海を感じながら食事できるテラス席があります! ランチとディナーの時間帯に愛犬を連れて行けるのも、他のホテルにはない特徴。

炭火でこんがりと焼かれた魚介類は、まさに海のすぐ側で食べるのにぴったり(写真:ヒルトン東京お台場)

アラカルトメニューも充実していますが、夏の名物である「海鮮炭焼き」2,800円がオススメです。豊洲市場から仕入れた白身魚、ホタテ、エビ、ハマグリ、ムール貝といった魚介類を青空のもと炭火で焼いて食べるので、キャンプ気分に浸れます。〆のトウモロコシの炊き込みガーリックライスもやさしい味わいがして大好評!

東京湾の風に吹かれながら、フレッシュな魚介類の炭焼きを味わうのは趣があっていいものですね。

※「海鮮炭焼き」の提供期間は8月31日まで
※価格は税・サービス料別

4. 52階からの眺めは最高! 開放感あふれるルーフトップ

アンダーズ 東京「ルーフトップ バー」

52階からの眺望は、遮るものがありません(写真:アンダーズ 東京)

高層ビルに入居するホテルは、眺望は素晴らしいですが高層階ゆえに外気とは無縁というもの。しかし、アンダーズ 東京「ルーフトップ バー」であれば、最上階の52階からの圧倒的なパノラマビューを、セミオープンテラスで楽しめます!

「ルーフトップ」は屋上を意味し、店内はバーカウンター、ソファ席、セミオープンテラスに分かれていて、非常に広い空間となっています。

ルーフトップで本格的な握り寿司が食べられるのは驚きです(写真:アンダーズ 東京)

ここではハンバーガーやサンドイッチといった洋食だけではなく、寿司も用意されているのが特筆するべきところ。「にぎり5貫」3,500円は、バーの奥にある寿司店「the SUSHI」の寿司職人が選りすぐりのネタを握った一皿で、マグロ、サーモン、キンメダイなど旬の美味を堪能できます。

ラグジュアリーなホテルのルーフトップで寿司をつまむなんて、忘れられない非日常的な体験になること間違いなし!

※価格はすべて税・サービス料別
※「にぎり5貫」の提供時間は17:00~21:30
※テラス席のカバーチャージは3月~12月の20時以降、1名2,000円(税別)。宿泊ゲストは無料
※現在の営業時間:7月中旬時点は17:00~24:00(料理L.O.21:30)。月曜・火曜は営業休止
※最新の営業時間については公式サイトからご確認ください。

文:東龍