再開発にともない、有名ITベンチャー企業によるオフィス移転の動きも活発に見られ、しばらくこの地を離れていた大人たちから再びの注目を集める街・渋谷。だけど、いざ来てみたら食事処に迷ってしまうというケースもしばしば。そんな、“シブヤお久しぶり組”の迷える大人たちのため、「食べログ グルメ著名人」で渋谷区観光大使を務める小宮山雄飛さんに渋谷の新&定番グルメスポットを両方教えてもらっちゃおう! というこの連載。

 

[新]編5回目となる今回は、昨年12月にオープンを迎えたばかりの「黄金の塩らぁ麺 ドゥエ イタリアン 東急プラザ渋谷店」をご案内します。

【大人の渋谷メシ・新編】第5回「黄金の塩らぁ麺 ドゥエ イタリアン 東急プラザ渋谷店」

オープンキッチンで開放感のある店内、ステンレスのテーブルは引き出しを開けると箸やレンゲ、ティッシュに胡椒まで入ってるという演出で、ラーメンが来る前からワクワク感がたまりません。

そして運ばれてきたラーメンは、まず器の縁の曲線が美しい(そゆとこ大事!)。透明感のあるスープに細めの麺、真ん中にはチーズ、縁には生ハムがより掛かっています。(より掛かるっていうのも食べ物にあまり使わない表現ですが、そう言いたくなる感じ、写真で伝わるかな?)

「らぁ麺 生ハムフロマージュ〜リゾット用 美人玄米ご飯付き〜」 1,280円(税込)

 

おいしいスープの温泉につかってるチーズ君と、ちょっとのぼせて湯船の縁に腰掛ける生ハム君、というイメージを勝手に抱いてしまいました。

 

話を戻しまして、まずはスープを一口、すっきりしつつも塩味ががっつり利いた芯のあるお味。麺は細いながらも小麦の味をしっかり感じる味わいで、スープと麺の組み合わせだけでも完成度がめちゃ高いのが分かります。

ある程度食べすすんだら、いよいよ真ん中のチーズをスープに溶かして、麺に絡めていただきます。トロっとしたチーズが溶けると味がぐっと濃厚に。最近ではチーズトッピングのあるラーメン屋さんも珍しくなくなりましたが、これは確実にトップクラスの味です!

生ハムはそのまま食べてもおいしいし、ベトナムの牛肉フォーのように、軽くスープの中を泳がせて半生で食べるのもまたおいしい。さらに最後は残ったスープに玄米ご飯を入れてリゾット風に。(これだけで一品料理として頼みたいくらいおいしい!)

ということで、渋谷に登場した新世代ラーメンは、一杯で2度も3度も味変を楽しめる、革新的なラーメンでした。

 

 

文:小宮山雄飛

撮影:外山温子