〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

ニューオリエンタル(京都・五条)

胃腸が温まる蒸湯 写真:お店から

2025年11月、五条駅から徒歩6分ほどの路地裏の一角に、台湾式蒸しスープとお酒、スパイス香るアテを気軽に楽しめる「ニューオリエンタル」がオープンしました。手がけるのは、東京・西荻窪でスパイス料理の名店として知られる「Spice飯店」のオーナー・岡本大佑氏。アジア各国を旅する中でスパイスの奥深さに魅了され、2019年に同店をオープン。独創的なスパイス使いが評判を呼び、瞬く間に人気店へと成長しました。

台湾製の引き出し型蒸し器で仕上げる蒸湯 写真:お店から

岡本氏が以前から心に残っていたのが、台湾で出合った「蒸湯(ジェンタン)」と呼ばれる蒸しスープ。素材を重ね、じっくりと蒸し上げることでうまみを引き出した滋味深い味わいに感動し、「蒸しスープを軸に、中華ベースの小皿料理とお酒を楽しめる昼飲みの店をやりたい」という構想を温めてきたといいます。その思いが形になったのが、今回の「ニューオリエンタル」です。

こばみつ
テーブル席   出典:こばみつさん

新店舗の場所は、奥様のご友人の紹介がきっかけ。岡本氏は路地奥という立地に面白さと可能性を感じ、挑戦を決意しました。築年数を重ねた京都の古民家を活かしつつ改装した店内は、オレンジを基調とした温もりのある空間。入口すぐにキッチンを配置することで、台湾の大衆食堂を思わせる活気を演出しています。らせん階段が印象的な店内には、ひとりでも立ち寄りやすいカウンター席とテーブル席を備え、全13席の程よいサイズ感です。

京地鶏と豚スペアリブの百合の花蒸しスープ 写真:お店から

看板メニューは、台湾製の引き出し型蒸し器で丁寧に仕上げる蒸しスープ「蒸湯」。「京地鶏と豚スペアリブの百合の花蒸しスープ」850円は、身体にすっと染み渡るやさしい味わい。鉄分が豊富で台湾ではポピュラーな食用の百合の花を加え、ほのかな甘みを感じる一杯です。+300円でビーフンを追加すれば、満足感のある食事としても楽しめます。

干豆腐炒め 写真:お店から

蒸しスープとともに味わいたいのが、スパイスを利かせた多彩な小皿料理。「干豆腐炒め」750円は、「Spice飯店」でも人気の一品で、ヘルシーな干豆腐を甘辛く炒め、スパイスの香りを重ねたクセになる味わいです。

腐竹木耳 写真:お店から

「腐竹木耳」600円は、湯葉と木耳、夏草花(さなぎたけ)を青花椒オイルで和えた爽やかな一皿で、食感のコントラストときのこのうまみが印象的。


皮蛋(ピータン)ウフマヨ 写真:お店から

さらに、「皮蛋(ピータン)ウフマヨ」650円は、ピータンをフレンチの定番・ウフマヨに落とし込んだ創作的なメニューです。腐乳を使ったマヨネーズのコクが、ピータンの個性をやさしく包み込みます。

営業時間は11時から18時まで。蒸しスープを中心に、スパイス香る小皿料理をナチュラルワインやクラフトビールとともに楽しめる、昼から心地よく酔える一軒です。新しい“台湾×スパイス”の楽しみ方を体験しに足を運んでみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

BAR店長
烫青菜(タンチンツァイ)   出典:BAR店長さん

『「蒸湯(ジェンタン)」
こちらの看板メニューは、なんといっても蒸湯(ジェンタン)。

一般的なスープと違い、寸胴鍋ごと蒸籠(せいろ)に入れてじっくり火を通す調理法が特徴です。

スープを見れば一目瞭然。

蒸して仕上げることでスープが濁らず、素材の旨味が驚くほどクリアに引き出されています』(BAR店長さん)

こばみつ
鶏肉と豚スペアリブ 百合の花の蒸しスープ   出典:こばみつさん

『■鶏肉と豚スペアリブ 百合の花の蒸しスープ(850円)
骨付き鶏肉と豚スペアリブ、干し海老、香味野菜を鍋ごと蒸して作る蒸湯に百合の花を加えた一杯。
百合の花は鉄分がほうれん草の20倍も含まれシャキシャキした食感とほんのりした優しい甘みが。
じんわりと身体に染み渡る滋味深い旨みは、体調とメンタル次第では泣いてしまいそう』(こばみつさん)

※価格は税込。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:佐藤明日香