〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
香噴噴(東京・木場)
東京メトロ木場駅から徒歩4分ほどの場所にある「香噴噴(シャンペンペン)」。担々麺の店として人気を博していましたが、2022年4月に惜しまれながら閉店。2023年8月に、ディナータイムに本格中華とお酒を楽しむ店として再オープンしました。
店主は「筑紫樓丸の内店」や馬喰横山にある中華料理の人気店「虎穴」で修業してきた実力派の料理人。特に「虎穴」では丁寧な仕込みに取り組む姿勢や中華料理とワインを合わせるスタイルに影響を受けたといいます。
2017年1月に、木場に「香噴噴 東京木場」をオープンした時、既に次の目標として“中華×お酒”の店をやりたいと考えていた店主。コロナ禍が落ち着いたタイミングで店をいったん閉店し「喜記 銀座店」や、代々木上原「Matsushima(マツシマ)」で料理の腕を磨き、満を持して理想の店を実現しました。
店舗は内外観ともにデザイナーの協力の下で一新。席数はカウンター席とテーブル席、合わせて18席。オープンキッチンでのライブ感を楽しみつつ、シンプルにダークカラーで統一された空間で落ち着いて食事がいただける店になっています。
料理はコース料理とアラカルトを用意。リーズナブルな価格で季節の素材を生かした、ジャンルを超えたセンスの良い中華料理が楽しめます。スペシャリテは「香港鮮魚の蒸し物」。豊洲市場にシェフ自ら出向いて買い付けてきた鮮魚を蒸し上げ、干しエビや干し椎茸など旨みが凝縮された、優しい味わいながらも深みがあるソースをかけて、いただきます。
もう一つの人気料理が「赤鶏さつまの脆皮鶏(チョイペイカイ)」。鶏肉に塩と香辛料をすり込み、しっかり皮目を乾燥させた鶏をスチームコンベクションで焼き上げ、仕上げに高温の油をかけて、皮をカリカリ、中をジューシーに仕上げます。
料理に合わせるドリンク類はナチュールワインやクラフトビールのほか、あまり日本では見かけない黄酒や台湾ウイスキー(カバラン、オマー)などをラインアップ。料理に合ったお酒をアドバイスしてもらってもいいですね。
洗練された料理は、何を食べてもおいしいと好評。オープンして間もないのに、予約で埋まる日が増えています。材料を厳選し、調味料にもこだわった料理を楽しみに訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『どのお料理も美味しいです。
あっさりし過ぎてはおらず、でもくどさがなく食べ疲れもせず、良い中華らしいお料理です。
全体的に少し塩味が強くは感じ、はっかくなど香辛料の香りもしっかり目。
前菜盛り合わせは、豚タン、チャーシュー、穴子の青山椒、小柱の紹興酒漬けなど。
どれも美味しく、お酒が進みます。
一つずつ丁寧に作られており、質の高さをこの時点で感じました』(ごろまさん)
『まぁわかっちゃいるけどお通しからもうレベチ。
全てが完璧なのに。。。炒飯!熟成蟹味噌炒飯!しっかりとひねた匂いがする。だがそれは旨みへと変貌する。まぁ凄いですこの店』(鉄生busouさん)