〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
ル・マノアール・ダスティン(東京・銀座)
2023年5月8日、銀座の老舗フランス料理レストラン「ル・マノアール・ダスティン」が、移転・リニューアルオープンしました。こちらは食べログ フレンチ TOKYO 百名店にも選出されている、東京を代表するフランス料理店の一つです。
オーナーシェフの五十嵐安雄さんは、フランスで4年間修業を積んだ後、都内のフランス料理店を経て、伝説のフレンチレストランと言われる表参道「アンフォール」(※現在は閉店)をオープン。その後、1996年に銀座で「ル・マノアール・ダスティン」を開店。数々の独創的な逸品でフレンチファンをうならせ「フレンチの鬼才」と呼ばれることも。また、現在の日本のフレンチ料理界で活躍する数々の名シェフたちを育て上げた「フレンチの重鎮」とも言うべき存在です。
移転した場所は、銀座駅から5分ほどの場所にあるビルの4階にあります。席数は12席とこぢんまり。グレーとブラウンを基調としたインテリアはシックで洗練された雰囲気で、大人が落ち着ける空間になっています。
五十嵐シェフが作るのは、伝統的なフランス料理をリスペクトしつつ、シェフ自ら市場に足を運び厳選した素材を使った独創的な料理。季節になれば登場するジビエ料理もシェフの得意料理で、欠かさず食べに訪れるファンもいるほどです。
メニューは、ランチでは全6品のコースと全7品のコースの2種類、ディナーでは全8品のコース、全9品のコース、「シェフのおまかせスペシャルコース」の3種類が用意されています。
内容はその季節の旬の素材を使った料理がメインとなりますが、スペシャリテとして不動の人気なのが「人参のムースとコンソメジュレ ウニ添え」。人参の自然な甘さがあるクリーミーなムースと、旨みに満ちたコンソメジュレとの組み合わせは絶妙なバランスで、一口食べれば顔がほころびます。
季節メニューになりますが「鮎のケーキ仕立て 胡瓜添え」はシェフの豊かなアイデアと確かな技量が感じられる一品。鮎の出汁、すり身、内臓などそれぞれをムースやゼリー寄せなどの形で層にし、ケーキのように仕立てています。鮎のおいしさを余すところなく味わえる逸品です。
1996年に銀座で開店、その後2008年に1度移転し、今回で2度目の移転となる老舗「ル・マノアール・ダスティン」。これから始まる新しいステージを確かめに、訪れてみてください。
食べログレビュアーのコメント
『メインは、朝霧高原豚のポルト酒煮込み マッシュポテト添えで、熱々のお皿で提供されます。
朝霧高原豚は柔らかく煮込まれ美味しいです。
店内は
グレーと茶色を基調とした落ち着いた雰囲気です。
シンプルな見た目のお料理ですが美味しいです』(コネリーさん)
『安定したおいしさです。
お店が移転し、スペースはコンパクトになりましたが、居心地の良さは変わりません』(fyama13さん)