開運!氣になるレストラン

元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から選んだ、運氣を上げるレストランやカフェ、食堂など食のパワースポットを紹介します!

No.18 「た」のつくものを食べて病気除け!~『琥珀宮』

出典:腹ぺこ歯医者さん

 

つい、こないだまで半袖でちょうどよかったのに、一気に秋になっちゃいましたね〜。

 

季節の変わり目、ご自愛されてますか?

 

日本では古来より、中国から伝わった五行思想により、季節の変わり目を「土用」と呼び、食養生をしてまいりました。ええ、土用は夏だけじゃなく春夏秋冬ございまして、それぞれ立春、立夏、立秋、立冬と各季節が立つ前の18日間を指すんですね。

 

立秋前の夏土用にうなぎを食べる習慣が有名ですが、アレは江戸時代に平賀源内センセイの推しが、たまたまうなぎだっただけ。元々、土用の丑の日に「う」のつくものを食べると病気にならないよ、という言い伝えがあり、本来は瓜でも海ぶどうでもいいんです。

で、秋土用にはなぜか辰の日に「た」のつくものを食べるとよいとされておりまして、わたくし的には、だったら上海蟹がいいんじゃない?と。しゃんはいがに。どこにも「た」がつかないじゃないか! なんてお叱りを受けそうですが、つくんです。中国語で上海蟹は「大閘蟹」と書いて「ダージャーシエ」。「た」が濁った「だ」もオッケーですから。そこはワールドワイドにいきましょう!

 

チャイニーズの高級店では9月下旬から、こぞって上海蟹をオンメニューしてますが、お作法には、はさみを使って自分で殻を割ってホジホジする系と、お店側で全部殻をむいてくれる系の2通りありますが、やっぱり後者がありがたい。

 

そんな、むいてくれる系の代表が『中国飯店』グループであり、なかでも今、最も勢いを感じるのが、そのラグジュアリー版『琥珀宮』なんですね。場所は都内最高峰のパワースポット、皇居の影響を強く受けている『パレスホテル東京』内でもありますし、言うことありません。

上海蟹のトップブランド、蘇州にある陽澄湖産のものを毎週、生きたまま空輸。丸ごと蒸し、手早く殻から身を外し、ミソと一緖に殻に盛りつけてサーブしてくれます。脂が乗って、コクがあって、身がクリーミーで。夢中で食べ尽くした後は、殻に紹興酒を注いでくれます。これがまた……(ゴクリ)。

 

10月までの産卵前に卵をたっぷりもったメス。11月から12月にかけては白子がよく育ったオス。それぞれの味わいがありますから、できたら両方いただきたいですよね。オス&メスの食べ比べメニューも抜かりなくございますし。ほか、上海蟹を使ったスープやフカヒレの煮込み、チャーハンなど魅惑的なアイテムが揃っています。

 

2017年の秋の土用は10月20日(金)~11月6日(月)。辰の日は10月20日(金)と11月1日(水)になります。まさに「た」がつく「大閘蟹(ダージャーシエ)」のベストシーズン。特に「た」まご、たっぷりのメスをいただくといいかもしれませんね!