【カレーおじさん \(^o^)/の今月のカレー】2020年5月を振り返る
ステイホーム週間から始まった2020年5月。遠出のできない1カ月だったこともあり、今月は全国のお取り寄せカレーのおすすめ3店舗、そしてキッチンカーで東京23区内の様々な場所で購入可能なお店、予約制で23区内広域デリバリー営業中のお店の計5店舗のご紹介となりました。緊急事態宣言も解除されましたが外食が不安な方はお取り寄せカレーをお楽しみください。
第2週のカレーの高崎「サンガム」は僕の一押しである「トマトチーズグリーンカレー」だけの販売も開始したようです。第3週の名古屋「おうちで名古屋スパイスカレー」の「牡蠣カレー」も全て完売となり、現在は新カレー準備中とのこと。安心してお店に行けるその日まで、冷凍カレーをリピートして待つとしましょう。そしてご紹介したお店が近所にあるという方は、是非お店でその味を堪能してくださいませ!
【第1週のカレー】都内7カ所でテイクアウトOK! この時期の自宅ランチはカレーで決まり「八仙花」
先月は本連載も主にテイクアウトできるカレーの名店についてご紹介してきました。しかしテイクアウトとなるとどうしても場所が限定されてしまい、多くの方にとって有益な情報としてお届けするのが難しいところ。そこで今週は、同一店舗の味を都内各地でテイクアウトできるお店についてご紹介いたしましょう。
店舗自体は下板橋にある「八仙花」。こちらでは以前からキッチンカーでの営業もしており、下板橋のみならず池袋、雑司が谷、御茶ノ水、人形町、下落合、四谷、虎ノ門(5月28日時点)で同じカレーが楽しめるのです。
カレーのメニューは看板メニューの「スパイシーチキン」、辛さ控えめで子供でも食べやすい「バターチキン」、タイ料理の人気メニューである「マッサマンカレー」、そして「ポークビンダルー」の4種が基本。それに限定カレーもあります。
僕の一番のお気に入りは、ポークビンダルー。インドはゴア地方の郷土料理として知られるカレーマニアにも人気のメニューなのですが、僕が今まで様々なお店でポークビンダルーを食べてきた中でも、ここのポークビンダルーは五指に入るおいしさだと思っています。
酸味と辛味、それに豚肉の持つ甘味が渾然一体となり、立体的なおいしさが生まれています。食べれば食べるほどスプーンが加速して止まらないような、ご飯が進みまくるカレーであり、とにかくカレーを食べているんだという満足感に浸らせてくれます。ちなみにご飯は麦ご飯。食感と香りに変化があって良いです。これが860円というのは非常にお得ですよ。
次にお気に入りなのが、スパイシーチキン。鶏肉がほろほろになるまで煮込まれていて、スパイスの香りによって鶏肉の持つ旨味が最大限に引き出されているようなカレー。程良い酸味と弾ける香り、そして鶏肉の奥深い滋味。こちらにいたっては690円というのですから驚きます!
下板橋の店舗で食べると、2種盛りにしても890円。しかもスパイシーポテト付き。とにかくコスパが良いです。ほかのカレーも全ておいしいのですが、スパイシーなカレーが好きな方にはポークビンダルーとスパイシーチキン、辛い物が苦手な方はバターチキンとマッサマンが良いでしょう。
八仙花のマスターは過去にライヴのツアースタッフをやっていた方。その頃に全国のカレーを食べ歩き、そこから独学でカレー作りを始めたそうです。試行錯誤を繰り返し、日本人に合ったカレーを心がけているとのことですが、まさに日本の米に合うカレーだと言えるでしょう。
味のクオリティは有名店、人気店に引けをとらないレベルでありながら、驚きのコスパで食べれられる絶品カレー。知名度はまだそれほど無いのですが、文字通り隠れた名店です。お近くでキッチンカーを見つけたら是非食べてみてください! また、キッチンカーの営業状況は事前にお店のSNSで最新情報をご確認の上でご利用ください。
※価格はすべて税込