アメリカ×メキシコのファストフード「テックスメックス」がこれから流行る!
「テックスメックス(TexMex)」という料理ジャンルの名前を聞いたことがありますか? これは、テキサスとメキシコを合わせた言葉で、アメリカに移住したメキシコ人がアメリカ人向けに作った料理のこと。今ではアメリカナイズされた手軽なメキシコ料理全般のことを指し、代表的なものに、ブリトー、タコスなどがあります。
このテックスメックスが気軽に食べられるのが、今年4月に恵比寿にオープンした「440 BROADWAY TACOSHOP(440ブロードウェイタコショップ)」。もともとの始まりは、ニューヨークに住んでいたオーナーが、テックスメックスの気軽さとおいしさに開眼したことでした。
「日本でももっと広められないか」と、4年前に広尾でフードトラックでの販売を開始。土地柄、外国人のお客さんが多く、「懐かしい味を楽しめてうれしい」「本場と遜色ない」と評判を集めました。お客さんは徐々に増え、トラック営業と併行してついに実店舗を構えることに。
「ブリトー」はお店も自慢の定番商品。好みの肉、メキシカンライス、ブラックビーンズ、チーズ、サワークリーム、レタスなどが入ってボリュームたっぷりです。一番人気は「チキン」とのこと。
「『レギュラー』に使用しているトルティーヤは、本場とおなじ13インチ(=約33センチ)。日本だとなかなかないボリュームかもしれません」。確かに、レギュラーサイズは少食な人なら食べきれないほどの大きさなので、スモールサイズから試してみてもいいかも。
もう一つの人気商品は「タコス フィッシュ」。タコスといえば、トマト、タコミート、レタス、チーズなどの具材がまず思い浮かびますが、「タコス フィッシュ」のメインの具は揚げたての白身魚! たっぷりの野菜とライムの爽やかさでぺろりと食べられます。
辛さが足りない人は、カウンターにあるソースで調整可能です。自家製のハラペーニョソース(写真右端)もお試しあれ。
「ケサディーヤ」は、肉、チーズ、ワカモレをトルティーヤに挟んで焼いたもの。とろりと溶けたチーズがたまりません。思わずビールをオーダーしたくなる味!
「ナチョス」は、トルティーヤチップスに、ワカモレ、ブラックビーンズ、肉、サワークリーム、サルサ、チェダーチーズをたっぷりかけたスナック。トルティーヤチップスは注文を受けてから揚げるので、フレッシュな味わいです。
現状のお客さんは、広尾のときと同じくやはり外国のかたが多いそう。また近くに外資系オフィスが多いこともあり、日本人のなかでも、もともとテックスメックスになじみがある人が喜んで食べにくるとか。広報の富澤さんは、「今までのお客さんにもリピートしていただきつつ、日本の人にももっと受け入れてもらいたい。今後は日替わりメニューも登場するかも」と話してくれました。これからがますます楽しみなお店です。