〈噂の新店〉新解釈によって羊肉のジンギスカン以外の美味しさを発見！

オープン直後から話題となった「羊SUNRISE」の姉妹店がオープン！こちらはジンギスカンではなく鉄板焼きスタイルで羊肉の新しい美味しさを堪能できると早くも注目の的。その魅力と羊肉への新たなアプローチを紹介します。

多彩な調理法で羊肉の新しい美味しさと可能性を発信
- オシャレな空間で唯一無二の羊肉をステーキで
- 一頭買いのメリットを生かして羊肉の魅力を余すところなく！

多彩な調理法で羊肉の新しい美味しさと可能性を発信

希少部位や産地違いの羊肉のジンギスカンが楽しめると話題を呼んだ「羊SUNRISE」の姉妹店。神楽坂という地で鉄板焼きへとスタイルも変更し、高級感も漂わせる空間で味わう極上の羊肉の魅力とは？

オシャレな空間で唯一無二の羊肉をステーキで

オーナーの関澤波留人さんは、羊を愛するあまり、脱サラ。北海道や山形の牧場を回って独自の仕入れルートを開拓。満を持してオープンしたのが麻布十番「羊SUNRISE」だ。オープン間もなく、「極上のジンギスカンが味わえる」と食通の間でも話題となり予約も困難となった同店が、姉妹店となる「TEPPAN羊SUNRISE」を神楽坂にオープンさせ、早くも注目を集めている。

しっとりとした落ち着いたカウンター席で魅惑の羊肉ワールドを体感。

薄暗い空間にカウンターキッチンが浮かび上がるように映える店内は、派手さはないが、シンプルモダンで高級感を演出する。神楽坂という土地柄、店選びに慣れた大人も多く、接待や会食などのビジネスシーンや、しっぽりとしたデートにも対応する。

店長を務める安東さん（左）とシェフの高橋さん（右）。麻布十番店でも腕を揮った高橋さんが焼き上げたステーキに、ソムリエでもある安東さんが提案するお酒のマッチングも魅力だ。

店名に“TEPPAN”と冠しているとおり、こちらの最大の特徴は、「鉄板焼き」というスタイルで羊肉のステーキをメインに提供するというところだ。なぜ、鉄板スタイルに？と聞くと「羊肉専門の鉄板焼きは日本でも珍しい。薄切りにしたジンギスカンもいいですが、ここでは厚みのある羊肉を種類と部位違いのステーキと、多彩な調理を施した逸品で、そのの魅力を発信したい」と答える店長の安東陽一さん。

一頭買いのメリットを生かして羊肉の魅力を余すところなく！

扱う羊肉は麻布十番店と同様。オーストラリア産やフランス産も扱うが、希少価値の高い国産羊肉にも力を入れている。

オーナーの関澤さんが信頼を寄せる牧場から仕入れる新鮮で希少な国産羊肉。訪れる度に羊との新しい出合いが待っている。

店長の安東さんは「国内消費量がわずか1％以下と言われる国産羊肉を、これだけ扱えるのはウチだけだと思います」と胸を張る。オーナーの関澤さんが苦慮の末開拓した、信頼できる羊飼いの牧場から一頭買いで仕入れるため、細かな部位まで無駄なく使用しているので、羊肉の魅力を丸ごと楽しめる。また羊肉はチルド（無冷凍）で仕入れているので、鮮度の良い羊肉を提供することができる。それまで持たれていた「固い」「臭い」といった羊肉のイメージを覆すほど、フレッシュで肉本来の旨みと風味を感じる羊肉が味わえる。

北海道上士幌町のゴーシュ羊牧場から仕入れたホゲットのラウンド（150g）3,400円。味付けは軽く塩胡椒のみで、焼き加減も絶妙。そのまま食べて肉本来の旨みを味わうのもいいが、お好みで山わさびと茨城の醤油、自家製の柚子胡椒など、味の変化を楽しむのも面白い。

メニューには、その日おすすめの特選肉が、種類や月齢、産地、部位など細かく明記されており、お好みの羊肉を選んで食べ比べするのが楽しい。今回、撮影したステーキは北海道上士幌産ホゲット（13ヶ月）のラウンド（もも肉）。シェフの高橋亮さんの絶妙な手さばきで焼き上げられたステーキは、外側はしっかりと焼けているのに、内側は絶妙なレア加減。噛んだ瞬間、柔らかな食感と瑞々しい肉の味わいが広がる。