【食べペディア】赤でも白でもロゼでもない『オレンジワイン』
写真:gettyimages
「オレンジワイン」とは、白ぶどうを原料に、赤ワイン製法を用いて造られるオレンジ色をした新種のワイン。赤ワインは黒ぶどう(皮が紫や黒いぶどう)を皮ごと醸造し、白ワインは白ぶどう(皮が黄色や緑のぶどう)の皮や種を取り除いて醸造するが、オレンジワインは白ぶどうの皮や種も一緒に仕込むことで、皮の香りや、白ワインにないタンニンのある複雑な味わいのワインになる。
オレンジワインは、約8000年前からワイン造りの歴史を持つジョージアで、「クヴェヴリ」という製法で造られてきた。アンフォラという素焼きの瓶に材料となる白ぶどうを入れ、それを土の中に埋め、長い時間をかけ熟成発酵させる。土中の一定の温度と湿度での発酵が可能になり、樽ワインでは生まれない果実感のある風味豊かなワインに仕上がる。
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