【食べペディア】現代人の食生活の見直しにも『一汁一菜』

写真:gettyimages

 

「一汁一菜」とは、米の主食に、汁もの一品とおかず一品を添えた、シンプルな和食の構成を指す。かつては質素な食事を指す言葉であったが、料理研究家土井善晴氏の著書『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)がきっかけとなり、ポジティブな意味合いを持って再注目を集めている。

 

和食の基本といえば一汁三菜だが、その様式は本来、供え物やハレの日のための料理であることから、忙しい毎日を過ごす現代人が毎日の料理でそれを実現することは困難であるという考えのもと生まれたスタイルである。具体的には、主食+おかずも兼ねた具沢山の味噌汁という組み合わせが理想的な一汁一菜の構成とされている。

 

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