【食べペディア】味の判断要素にもなる。日本酒の糖度を計る数値『日本酒度』
「日本酒度」とは、水との比重を表す数値のこと。4℃の水の比重を±0とし、-1.4〜+1.4を普通、マイナスの度合が高くなるほど糖度が高く、プラスの度合が高くなるほど糖度が低い。一般に甘口・辛口の目安とされているが、酸度や甘辛度など他の基準も味に深く影響する。
日本酒度の使用目的は本来、消費者に甘い・辛いの味わいの指標として示すものではなく、蔵人が醪(もろみ)を搾るタイミングを計るためのものとして誕生した。日本酒の成分は主に、「水」「アルコール」「エキス分(ほぼ糖類)」の3つとなっており、アルコールは水より軽く、エキス分は水より重い。つまり、その日本酒が水より軽い・重いを計測した値ということになる。
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