「せぎも」や「おまた」といった言葉を聞いたことがあるだろうか? 実はこの謎ワード、焼鳥の希少部位の名前である。「ちょうちん」が市民権を得てきた昨今でも、この部位を即答できる人は少ないのではないだろうか。「せぎも」は腎臓、「おまた」は恥骨を表す。レア度の高い「ちょうちん」を超えるさらに希少なメニューなのだ。
あの中目黒「なかもぐろ」姉妹店が恵比寿にオープン!
焼鳥激戦区の恵比寿でも珍しい、希少部位を気軽に食べられる店が6月13日にオープンした。
実はこの店、中目黒にある鴨料理専門店「なかもぐろ」の姉妹店。「なかもぐろ」は鴨料理の美味しさをより一層引き出すワインペアリングが人気で、鳥肉については一家言あるお店なのだ。
中目黒が鴨なら、恵比寿は……とばかりにこだわってオープンしたのが、限られた農家のみが生産を許される「みやざき地頭鶏」の専門店。貴重な鶏の仕入れだけでなく、食感・肉質・味わいの異なるオス・メスを部位に応じて使い分けるほどの力の入れようである。それにもかかわらず、ふたつのコース料理がどちらも3,800円という気合の入った価格設定になっている。
鶏に合うのはシャンパーニュだった!
新規オープンした「希鳥」でも、みやざき地頭鶏を知り尽くしたソムリエがお酒をセレクト。地頭鶏の脂のうま味と相性の良いシャンパーニュを多く取りそろえており、焼鳥ってこんなにシャンパーニュが進む食べ物だったのかと、驚くはずだ。
そしてオープンキッチンになっているカウンターは、テキパキ働くスタッフたちで臨場感が抜群! 活気溢れる雰囲気に、身も心も委ねれば楽しい夜のひとときが約束されている……そんな店となりそうだ。
【コース】
焼鳥コース 3,800円
希鳥のおまかせコース 3,800円
※価格はすべて税抜き