【噂の新店】alcentro(アルチェントロ)
本窪田シェフ再始動

大阪・扇町にイタリア料理店「alcentro(アルチェントロ)」が2025年10月オープン。扉を開けば黒を基調としたシックな大人の空間が広がる。テーブル席もあるが、オープンキッチンからシェフの仕事が隅々まで見通せるカウンターが特等席だ。


門上さん
シンプルでスタイリッシュな店内です。
シェフは本窪田雅文さん。厳選した鮮魚を多用し、日本料理とイタリアンを巧みに融合させたスタイルを確立させ、20年以上、関西のイタリア料理界を牽引し続けてきた人物だ。イタリア料理だけにとどまらず、寿司店や肉料理などさまざまなジャンルで手腕を発揮してきた。そんな本窪田シェフが、最初の店があった大阪北区同心で再始動とのことで、グルメの間でも「どんな店だろう」と早くも噂になっていた。

「この店は最後の店にします。料理もサービスも自分ひとりでやりますよ」と本窪田さん。料理は、本領発揮の鮮魚を中心としたコースを供す。魚介は今までご縁のあった産地から、野菜も滋賀や和歌山、奈良から直に仕入れたものがメインだそう。パンは、イーストを使わず低温長時間熟成のオーバーナイト法で作り、幻と呼ばれる伊豆大島産バターと共に提供。料理に合わせるのはサンジョヴェーゼ主体のトスカーナワインが中心で、スーパータスカンも揃う。夜のコースではワインのペアリングも行っている。

門上さん
何年かぶりに奇跡の復活! 相変わらずのシェフの卓越した仕事を再確認しました。
いただけるお料理はこちら!
いただけるお料理は、昼3,800円(約6品)~、夜12,000円(約7品)のコース。20時以降は5,000円のショートコースも。コースの中から門上さんのおすすめを紹介していく。
スペシャリテの冷製カッペリーニ。具材は蒸したアワビ、リコッタチーズなどで、ソースはアワビの蒸し汁とアサツキ。具材とよく絡めたパスタに、燻製キャビアをトッピングして味わう演出も素敵。



門上さん
カッペリーニの食感と合わせる食材のマリアージュ。少しずつ混ぜてゆくと、味の変化が楽しめます。
マグロ、フグ、シマアジのカルパッチョ。マグロは炙ったり、海苔を巻いたりと一工夫。ソースはアボカド、ニンジン、宮崎県産の生胡椒・レモン・菊芋と見た目も華やか。


門上さん
つけ合わせやソースが楽しい!
白子のパスタ。白子、ネギ、うるい、ゆずを使用し、蕪の皮のピクルスを天に。ソースは蛤のだし。「コースの口直しに氷出しの八女茶をお出ししていますが、それをアクセントとしてソースに使うことも」(本窪田さん)


門上さん
季節ものですが、日本茶のエキスが入ることで味にふくらみが増します。
蕪の葉のピュレ、食感が楽しいイカ、レンコン。香ばしく焼き上げた金目鯛との相性もよく、食べ進めるごとに表情が変わるリゾット。添えられたかぼすを搾っていただく。


門上さん
味わい、食感、香りなどバランスがいいです。
よく考えて、丁寧に
「これまで志半ばで終わってしまうことが多かったですね」と本窪田さん。また、人に任せることも多かったそうだが、今回は“自分でやる”と決めているそう。「腰をすえてよく考えて、丁寧にやっていきたいですね」と話すシェフの真骨頂を、ぜひ味わいに訪れたい。


門上さん
食材の合わせ方のユニークさを実感してみてください。




