単なる口直しの枠を超えた、焼肉屋のデザート

8月29日は「焼肉の日」。せっかくだから今日は焼肉食べに行こうかな、なんて考えている人も多いのでは?

 

今年は、お肉の美味しさはもちろん、あえて「〆のスイーツ」目当てでお店を選んでみるのがおすすめ! 実は最近、単なる“口直し”にとどまらない、絶品スイーツを出している焼肉店が増えているんです。デザートがおいしいことは、もはや「いい焼肉屋」の指標とも言えるかも!?

 

まだまだ暑さが続くこの季節、ひんやりと冷たいデザートならなお嬉しいですよね。というわけで、そんな“〆スイーツ”がおすすめの焼肉店をご紹介します!

生粋(末広町)

南青山にある焼肉の名店「よろにく」の流れを組む「生粋(なまいき)」。実は「よろにく」、焼肉のクオリティの高さはもちろんのこと、〆のデザートで絶品「かき氷」が食べられることでも知られています。しかも提供を始めたのは2007年と、かき氷ブームよりも随分前。飲食店業界屈指の食べ歩き好きで知られる創業者が「焼肉のデザートに和のかき氷を」という考えから始めたそう。

 

というわけでこちら、「生粋」でもかき氷を提供しています。コースの〆として「バジルレモン」「小山園のほうじ茶」「薩摩しろくま」「コーヒーミルク」の4種から選べますが(小780円、大980円で単品注文も可)、特にこの店でしか食べられない「バジルレモン」のかき氷は、レモンとバジルを漬け込んだシロップを使用した、意外性の高い美味しさで人気の一品。すっと溶けていく、ふわふわの氷と爽やかなシロップが、口の中に清涼感をもたらしてくれそう。

「バジルレモン」(大)

「小山園のほうじ茶」(大)

焼肉居酒屋 マルウシミート 銀座本店

銀座一丁目から徒歩1分の立地ながら、A5、A4ランクの肉をリーズナブルにいただける「マルウシミート」。豪快な塊肉を焼き上げる「マルウシロック(2,980円)」や、リブロース肉にウニという極上の組み合わせ「リブ芯の贅沢うにロール(1,780円)」など人気独自メニューで知られるお店です。

 

そして「焼肉店のデザートとは思えないほど本格派で美味しい!」とリピーター女子に高い人気を誇るのが「自家製ティラミス(560円)」「自家製生プリン(460円)」などのデザート類。実はこれらのデザートを開発した現マルウシミート総料理長は、元パティシエという経歴を持つのだとか。美味しいお肉も、美味しいデザートも両方食べたい、そんな欲張り気分のときにぜひ!

「自家製ティラミス」 出典:ai_mahaloさん

「自家製生プリン」 出典:ライアンままさん

ガブリビーフ 天 ギンザ

最高級和牛焼肉を落ち着いた個室でいただける銀座の「ガブリビーフ 天 ギンザ」。記念日デートなどにも使えそうなラグジュアリーな空間が魅力ですが、こちらの人気デザートは可愛らしさ満点の「しろくま」。そう、鹿児島のご当地かき氷として知られ、近年都内でもブーム中のあの「しろくま」です。コースのデザートとしても出てきますが、単品で注文すると、なんとも可愛らしいビジュアルで運ばれてきますよ。撮影大会になること間違いなし!

単品注文で出てくる「しろくま」

 

練乳たっぷりのかき氷の中には、塩アイスが隠れています。さっぱりとした味で、お腹いっぱいでもぺろりと平らげてしまいそう!?

牛角

誰もが一度は行ったことがあるのでは?というチェーン系焼肉の王道、「牛角」。その〆のデザートといえばもちろん「牛角アイス」ですよね。

 

バニラアイス、もしくは抹茶アイスの上に黒蜜ときな粉がかかっているこの「牛角アイス」、黒蜜の甘さ、きな粉の香ばしさとアイスが相まって極上和スイーツに。しかも老若男女が好きなこの味の組み合わせ、考えた方に拍手を送りたいです。

 

それでいて、250円というこの価格がまた嬉しい! 「お肉も食べたいけど甘いものも食べたい」という欲望を、心おきなく満たして帰ることができます。

定番の「牛角アイス」 写真/お店より

 

また、今年5月からは新メニューも登場しています。フランス産ヨーグルトアイスにフレッシュブルーベリーが載った「ヨーグルトアイス(250円)」、ミルクかき氷の「黒ごまパッピンス(250円)」。定番で行くか、新商品で行くか……ついつい迷ってしまいそう。

新商品の「ヨーグルトアイス」 写真/お店より

というわけで、お肉メニューはもちろん、デザートにもお店の個性が光るのが焼肉の面白さ! しっかり食べて、残暑疲れを乗り切ってしまいましょう。

 

※価格は税抜

 

取材・文・撮影(「生粋」「ガブリビーフ 天 ギンザ」」分)/川口有紀