2025年の締めくくりや新しい年の始まりに、少し贅沢なランチを楽しみたい。そんな特別な日に訪れたいのが、銀座駅から徒歩2分ほどの場所に店を構える「中国料理 銀座 Rouge(ルージュ)」です。エグゼクティブの秘密の隠れ家として知られる会員制クラブ「CITY CLUB OF TOKYO」の一角を開放して誕生した同店は、洗練された空間と確かな味で、美食家たちを魅了し続けています。

五感で楽しむ、ラグジュアリーな大人の隠れ家

白を基調とした店内は、モダンチャイニーズのエッセンスと柔らかな照明が織りなす、上質で心落ち着く空間。大きな窓からは銀座の街並みが広がり、都会にいながらゆったりとした時間が流れます。調理のライブ感を間近で楽しめるカウンター9席に加え、12名まで利用可能な個室も完備(個室料別)。接待から記念日まで、さまざまなシーンで特別なひとときを過ごせます。

巨匠の技を受け継ぐ、沖倉料理長が織りなす“創作中華”

沖倉料理長
沖倉料理長   写真:お店から

腕を振るうのは、中国料理界の巨匠・脇屋友詞氏のもとで研鑽を積んだ沖倉康志氏です。NYの新店舗開業準備、国内外イベントの参加を経て、2015年「Wakiya一笑美茶楼」料理長、2017年「トゥーランドット游仙境」料理長を歴任。その後「上海Rouge」料理長に就任し、移転に伴い「銀座Rouge」として新たな一歩を踏み出しました。伝統的な上海料理を軸に、現代の感性と日本の四季の食材を取り入れた“創作中華”をシェフズテーブルから提案されています。香りの立ち上がり、火入れの妙、味わいの余韻、その一皿一皿には、熟練の技と繊細な感性が息づき、食べるほどに深い満足をもたらします。

年末年始のご褒美にぴったり。プチ贅沢なランチコース

点心
点心   写真:お店から

まずおすすめしたいのが、旬の鮮魚を中心に、季節の恵みを堪能できる「人気ランチコース」8,800円。じっくり時間をかけて丁寧にとった「金華ハムと昆布のうま味上湯スープ」は、昆布を加えることでコクと深みが加わっています。奥行きのあるうまみが身体にじんわりとしみわたります。丁寧に作られた「熱々蒸し点心3種」も、蒸し上がったばかりの湯気が立った状態で提供。ジューシーな肉汁溢れる小籠包は、豊かな風味がたまりません。

東坡肉(トンポーロー) 写真:お店から

メインには、本場・中国の宮廷料理として愛された「東坡肉(トンポーロー)」が登場。箸でほぐれるほどやわらかく煮込まれた豚肉は、紹興酒の芳醇な香りと、とろける脂のコクが絶妙なバランスです。甘辛いタレの奥に重なる深いうまみが、一口ごとに幸福感を運んでくれます。

とっても辛い辣油香る四川風担々麺
とっても辛い辣油香る四川風担々麺   写真:お店から

〆は「とっても辛い辣油香る四川風担々麺」、「麻婆豆腐ご飯」、「牛肉の炒飯」、「チャーシュー麺」から好みで選択。繊細で上品なコースの流れから一転、唐辛子の辛さと花山椒の痺れが際立つ担々麺や麻婆豆腐は、そのギャップがまた印象的です。

フカヒレ上海風煮込み
フカヒレ上海風煮込み   写真:お店から

さらに、スペシャリテを存分に楽しみたい方には「料理長おすすめランチコース」15,400円を。名物「フカヒレ上海風煮込み」や「東坡肉」など、巨匠から受け継いだ逸品を堪能できる贅沢な内容です。なかでも「フカヒレの上海風煮込み」は格別。料理長が厳選したフカヒレを6時間以上かけて炊き上げた特製スープと合わせた逸品です。とろけるような食感と芳醇な香りは、まさに高級中華の真髄。濃厚なソースの香りがふわりと広がり、うまみの余韻が深く残る至福の一皿です。

どちらのコースにも、料理長厳選の中国茶と特製デザートが付くのもうれしいポイント。