〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
mUni(東京・西荻窪)

2025年7月18日、西荻窪駅北口から徒歩約5分の伏見通り沿いに、焼き菓子とジェラートのお店「mUni(ムニ)」がオープンしました。
オーナーパティシエの染谷悠太氏は、大学卒業後、酒類卸会社にて2年間勤務した後、製菓学校へ。千葉県流山市のパティスリー「レタンプリュス」で約4年間、京都の「SUGiTORA」での約3年間の修業ではシェフパティシエを務める傍ら、西日本洋菓子コンテストやジャパンケーキショーで受賞経験も。独立を考えていた矢先、実家の最寄駅・西荻窪で良い物件と出会ったこともあり、オープンを決意したそうです。

店名は、深い修行を積む仙人の意味“牟尼(むに)”と、唯一“無二”のお店を目指してネーミング。間に挟んだ大文字の”U”は、おいしいお菓子を食べたときの“思わず笑顔になる口角”をイメージしているとのこと。
ショップカードやジェラートカップに描かれたふくろうは、パティシエの女の子がモチーフ。幸せの象徴・ふくろうに、おいしい”口福”と笑顔を届けていけるお店でありたいという染谷氏の願いが込められています。また「ルーツや出会いを大切にしたい」と染谷氏。育ちは西荻窪、生まれは千葉県千葉市であることから、千葉駅前のふくろうの形をした交番からもヒントを得たそう。「初心を忘れない」という思いも込められています。
店内に飾られたふくろうの置物や木のディスプレイ、お店の入り口に描かれたふくろうの足跡など、温かみのある世界観も素敵です。

常時6〜7種類あるジェラートのうち、おすすめはレギュラーメニューの「西荻ほうじ茶」(シングルカップ570円)。同じ通りにある日本茶専門店「清風園」の店舗前で焙煎された香ばしい西荻ほうじ茶を、沸騰させた牛乳に一晩漬けてしっかりと煮出して作る同店自慢のフレーバーです。
そのほか、北海道浜中町の牛乳で作る「mUniのリッチミルク」や京都の石臼びき抹茶を100%使用した「石びき京抹茶」、木いちご、いちご、カシスをアールグレイに一晩漬け込んで作る「3種のベリーとアールグレイ」や、季節限定フレーバーの「白桃」や「レモンとほんのり蜂蜜」が並んでいます。(※2025年8月現在)

ジェラートケースの隣には、焼き菓子コーナーが広がります。ふくろうをかたどったお菓子やパッケージに描かれた見た目も愛らしい商品は、ストーリーを感じさせるものばかり。手土産にも喜ばれそうですね。

店内奥には、カウンターとベンチのイートインスペースが用意されています。カフェ感覚でジェラートを食べに訪れたくなります。
終わりのないお菓子作りの世界で、知識を深め、素材と向き合い、おいしさを追求していくパティシエ・染谷氏のひたむきな思いを感じられる西荻窪の新店。ぜひ、足を運んでみてくださいね。
食べログレビュアーのコメント

『ジェラートは「mUniリッチミルク」と「西荻焙じ茶」の2種を選択。
訪問したのは16時頃でしたが、全6種中2種はすでに完売しており人気ぶりがうかがえました。
◎mUniリッチミルク:
濃厚でまろやかなミルク感がありつつ、後味はさっぱり。しつこさのない甘さで非常に食べやすい。
◎西荻焙じ茶:
口に入れた瞬間に香ばしい香りが広がり、和の落ち着きを感じるジェラート。焙じ茶好きにはたまらない風味。
どちらもなめらかな口どけで、舌触りも非常に上品。
さらに、トッピングされたクッキーのサクサク感と香ばしさも相性抜群で、焼き菓子への期待感も高まります』(おひとりさまあず様さん)

『ジェラートのリッチミルクは、生クリームの冷たいのを食べているようで美味しかったです!マンゴーは少し酸味のあるパッションフルーツが入っているので、さっぱり食べられます。ふくろうのクッキーは2種類あってお好みのフォルムが選べます。
焼き菓子は持ち帰って家で食べましたが、レベルが高くて美味しかったです。マドレーヌは中がきめが細かくてふわふわのスポンジのようでした。スコーンも全粒粉だけどザクザクというよりはしっとりしていました』(show2014さん)
※価格はすべて税込


