〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

矢澤チキン 東京ミッドタウン店(東京・乃木坂)

外観イメージ

2025年6月2日、六本木駅直結の商業施設、東京ミッドタウン ガレリア地下1階に、チキンカツ専門店がオープンしました。その名も「矢澤チキン」。手掛けるのは、五反田の名店「ミート矢澤」で知られる精肉卸のヤザワミートです。

数ある直営店の中でも、2013年に開業した五反田の揚げ物料理店「あげ福」は、オープンから12年がたった今も連日行列ができる盛況ぶり。“想像を超えるおいしさ”と評判になっている「チキンカツ」を、もっと世に広めていきたいとの思いから専門店のオープンに至りました。

さっくり揚がったチキンカツがおいしそう!

シェフを務める井上 彬氏は、精肉卸ヤザワミートで肉の目利き、仕入れ、解体と肉のノウハウを学び、前出の「あげ福」初代料理長に就任。商品開発にも注力し、肉の素材の良さを引き出したお取り寄せ商品「ヤザワミートのぶた肉餃子」は、空前の大ヒット商品となりました。その後も「特製焼売」や「一流のための牛丼」など、次々と人気商品を生み出します。2024年には、麻布台ヒルズ「パーラー矢澤」の立ち上げにも参画。

井上氏が「矢澤チキン」を立ち上げる際に意識したのは、“女性が食べたくなるチキンカツ”。比較的低カロリーで低脂質な「チキンカツ」は、女性をはじめ、健康に関心が高い人にもぴったりのメニューです。さらに、女性が一人でも来店できてリピートしたくなるような空間やメニューを心掛けたとのこと。

「矢澤チキン」の料理

「東京ミッドタウン」は、緑豊かな空間にアートやデザイン、美食、ショッピングが融合した複合施設。話題性や認知度を高められ、インバウンドの需要にも対応できる場所であることが出店の決め手となったそう。
「とんかつ」や「牛カツ」が周知された今、その次の新しい分野として「チキンカツ」を発信していく場所になりそうです。

矢澤プレート(フィレ)

看板メニューは「矢澤プレート(ライス・スープ付き)」1,628円。“チキンカツの概念を変える”という考えのもとに同店が提供するカツは、揚げ油は米油ベースで衣はサクッと軽いテイストに、肉はしっとりとジューシーに仕上がっています。また、揚げる部位によってパン粉を変えるなど、素材のポテンシャルを最大限に引き出すことに余念がありません。

チキンカツは、3種類(フィレ、モモ、ムネ)の部位から好きな組み合わせを選べます。お好みで、自家製ソース(チキンカツソース、タルタルソース、特製ジンジャーソース)や藻塩をかけていろいろな味を試したいですね。

オムカツボウル(フィレ)

「オムカツボウル(サラダ・スープ付き)」1,848円は、ふんわりオムライスに、絶品チキンカツをのせたボリューム感のある一皿。自家製デミグラスソースが織りなす至高のハーモニーを堪能できます。

矢澤カツカレー(フィレ)

「矢澤カツカレー(サラダ・スープ付き)」1,848円は、精肉卸ヤザワミート自慢の特選黒毛和牛をトロトロになるまでじっくり煮込んだ一品。奥深い味わいのルーとチキンカツの贅沢なコンビネーションです。

食事メニューはすべてテイクアウトも可能なので、シーンに合わせて利用できるのがうれしいですね。

店内イメージ

カウンター14席、テーブル15席を用意した店内は、木材を基調とした明るく清潔感のある雰囲気です。
仕事や買い物の合間にもぴったりな、ヤザワミートが手掛ける話題の新店。チキンカツの概念が変わるかもしれませんね!

※価格はすべて税込

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https://www.instagram.com/tabelog/

文:斎藤亜希 写真:お店から