【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#216】「Mumbai Regency(ムンバイ リージェンシー)」

船堀駅のすぐ近くに注目のインド料理店が誕生

2025年1月25日、在日インド人が多く住むエリアとしても知られる船堀駅のすぐ近くに、インドそのままの雰囲気のお店ができました。その名は「Mumbai Regency」。

ドアには以前あったお店の看板が残ったままですが、間違いなくここが「Mumbai Regency」です!

このお店のいたる所にインドを感じるのですが、まず店頭の看板が前店舗のままになっていること。このあたりのおおらかさと言いますか店名に対するこだわりのなさもインドらしいです。

ピンク×青が基調の店内

店内はピンクと青の装飾が印象的で、インドでピンクシティと呼ばれるジャイプールの雰囲気と、同じくインドでブルーシティと呼ばれるジョードプルの雰囲気を同時に感じさせるもの。どちらの街も北インドにあるのですが、こちらのお店はまさしく正統派の北インド料理店なのです。

幅広いメニュー

メニューはさまざまなカレーにビリヤニ、タンドール料理にインディアンチャイニーズ、インドスイーツまでそろう幅の広さ。まずは「ハリヤリティッカ」450円(2P)をいただいたのですが、1Pが想像以上に大きい。

「ハリヤリティッカ」

ハリヤリティッカとはほうれん草やパクチー、ミントなどで作ったペーストでチキンをマリネし、タンドールで焼き上げたもので、鶏肉のおいしさを存分に感じさせつつハーブによって爽やかさも感じさせる逸品。いきなりレベルが高いと感じました。

「マトンタワ」

カレーは「マトンタワ」1,050円、主食は何にしようか迷って結局インディアンチャイニーズメニューから「野菜チャーハン」950円に。これも出てきてみてびっくり。やはり予想よりかなり量が多いのです。

「野菜チャーハン」

と言ってもこれは日本のインド料理店の平均より多いというだけで、インド現地の食堂で頼むのと同じくらいと言えるかもしれません。そんな量の多さでもインドを思わせます。

炒飯にカレーをかけて食べるのも日本ではなかなか新鮮!

もちろん味もそう。マトンタワのタワとは鉄板や平らなフライパンという意味なのですが、まさしくそれで作ったセミドライな炒めカレー。ゴロゴロと存在感のあるマトンにピーマンが良いアクセントとなっています。

野菜チャーハンは日本のと言いますか、中華の炒飯を想像するとかなり違うものです。バスマティライスを玉ねぎ、キャベツ、ピーマンなどと炒めて調味したもので、インド料理マニアの中ではこの庶民的な味が好きだという方も少なからずいます。これとマトンタワを合わせて食べてもおいしいです。

「マライクルフィ」

もうここで十分お腹いっぱいだったのですが、甘いものは別腹ということで「マライクルフィ」450円を。

クルフィとはインド版アイスクリーム。西洋のアイスクリームのように空気を含まず、カルダモンなどで香りをつけた牛乳や生クリームを凍らせたもの。日本人にとってもどこか懐かしさを感じるようなテイストで、甘すぎるものが多いインドスイーツの中では日本人受けしやすいものなのでおすすめです。

週末はビュッフェも楽しめます!

店内は入れ代わり立ち代わりインド系の方々が食べに来ており賑わっていました。厨房も接客もインド系の方々。日本人は僕だけという空間がまたさらにインドを感じさせてくれ、旅行気分も味わえました。

週末はビュッフェもやっており、そこには日本人が食べに来ることも少なからずあるとのこと。いずれにしても接客担当の方は日本語も堪能なので心配はいりません。

船堀駅前にあるインド。インド好きな方、あるいはインドに興味を持っている方は是非体験しに行ってください。

※価格はすべて税込

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撮影:カレーおじさん

文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部