〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
Chillmatic(東京・神泉)
2022年にヒガシブ(東渋谷)にオープンし、入居していたホテルの閉業と共に惜しまれながら閉店した「Chillmatic(チルマティック)」。その後、オクシブ(奥渋谷)での間借り店舗での営業を経て、2024年12月23日、同じオクシブエリアで完全復活しました。

オーナーの塩田大治さんは、ビストロのシェフをしていた父親の影響でフランス料理店やビストロなどで料理人としてのキャリアをスタートさせます。その後、地元の先輩であるシェフ米澤文雄氏の青山「ザ・バーン」に入店。そこで熟成肉の技術などを学び、系列のハンバーガー店を経て、2022年、満を持して独立。「Chillmatic」をオープンしました。

東渋谷の店舗を閉店後、元々、父親のビストロが渋谷にあり、知人も多い渋谷での完全復活を目指していた塩田シェフ。間借り営業していた店舗からほど近い場所に新店舗がオープンとなりました。

内装はフランスの田舎にあるようなビストロやブラッスリーをイメージしたのだそう。白をベースにグリーンやブラウンを配した色調は温かみがあり、どこかホッとくつろげるような居心地の良さがあります。

訪れたら、ぜひ食べたいのは一番人気の「Chillmaticバーガー」。90日間熟成した牛肉100%のパティと、1週間以上かけて仕込む自家製パストラミに自家製マスタードソースをたっぷりかけて、こんがり焼いたブリオッシュで挟んでいます。
このバーガーの魅力は、とにかく肉の旨みを堪能できること。レタスやトマトといった野菜も水っぽさが肉の味をボケさせないようにと一切使っていません。
ゴロゴロと超粗びきのひき肉を使ったパティは、ジューシーでステーキを食べているような肉々しさ。トロットロになるまで煮込んだ牛バラ肉をスパイスで味付けし、スモークしたパストラミは、かじるとホロホロにほどける軟らかさ。マイルドな辛みと甘酸っぱさが特徴の自家製マスタードソースが肉の旨みを引き立て、甘みのあるバンズも肉との相性がぴったりです。
ガツンとくる迫力ある味わいながら、それぞれの素材を生かした絶妙なバランスは、フレンチシェフとして活躍した塩田シェフならでは。この唯一無二のグルメバーガーにハマる人が続出するのも納得のおいしさです。

このほか、「Chillmaticバーガー」にチーズやアボカドをプラスしたものや、「ABCバーガー(アボカド、ベーコン、チーズ)」「ローステッドマッシュルームモッツァレラチーズバーガー」といった定番人気のバーガーがそろっています。

また、期間限定バーガーもあります。1月現在ならば、パストラミやベーコンの端材を赤ワインやルートビアで炊き上げた「ルートビアベーコンジャムバーガー」が供されています。アイデア豊富な塩田シェフですから、これからどんな限定バーガーが登場するのか楽しみですね。

ドリンクにはハウスワインとしてカリフォルニアのワイナリー「イーター」のワイン、常時5種類以上のクラフトビールが用意されています。おつまみメニューもそろっており、ちょっとおつまみで飲んで、〆にバーガーというスタイルを楽しんでもいいですね。
店名の「Chillmatic」は「chill」(くつろぐ)と「illmatic」(最高にヤバイ)を掛け合わせた造語。絶品バーガーとごきげんな空間を楽しみに出かけてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント

『Chillmatic cheese burger
こんがり焼かれたバンズはカリッサクっと独特の食感でバターや小麦の旨味があり、
分厚めのパテは肉汁が溢れる程で肉の旨味が強く感じられ、
分厚い自家製パストラミはほろほろでスモークされたような風味もあり、
噛む程旨味が広がり、
チーズのまろやかなコクにオリーブオイルや仄かな塩味、
ぷちぷちする粒マスタードの爽やかさがあり、
肉感たっぷりながら重たさやしつこさを感じさせないバーガー』(気ままな探索者さん)

『◾️ Chillmatic cheese burger
熟成和牛を使ったパティが良い焼き加減で、周りがカリッとしていて、分厚くて柔らかい自家製パストラミ、ブリオッシュのバンズ、自家製マスタードとマッチしてとても美味しかったです。やっぱり、クラフトビール飲みたくなりますね~。アルコール止めているので、解禁時には、クラフトビールと食べたいですね』(코지(コージ)さん)
※価格はすべて税込。