〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

オステリア ラ・ブーカ(東京・尾山台)

赤い屋根が目立つ外観

2024年6月26日、東急大井町線・尾山台駅から徒歩約4分のところにイタリアンレストラン「オステリア ラ・ブーカ」が移転オープンしました。

以前は田町で営業していましたが、ゆったりと食事が楽しめる場所を求めて物件を探したところ、出会えたのがこちら。外観は入りやすさを重視して、明るく親しみやすい雰囲気に。赤いテントや木製のドアなど、移転前のお店ともどことなく似た雰囲気に仕上がっています。

横山修治シェフ

シェフの横山修治さんは、東京都内の大小さまざまなイタリアンやイタリア・マルケ州グロッタンマーレの城壁の中にあるお店で修業を積み、2013年田町に「オステリア ラ・ブーカ・ディ・ミタ」をオープンさせました。

お気に入りだというロゴ

移転と同時に一新したロゴは、デザイナーの秋山具義さんによるもの。横山シェフが修業したマルケ州の海沿いの街のイメージ、海と太陽がモチーフになっています。完成したロゴは、日出ずる国(日本)とマルケの海(アドリア海)をコラボさせたような世界観もあり、とても気に入っているそう。

「ピンサ」

お店の一番のおすすめは「ピンサ」(1,480円〜)です。小麦粉+大豆粉+米粉を使った生地で作るピザの一種で、厚みがあるのにサクサクした軽い食感が特徴。
定番のマルゲリータや自家製サルシッチャ(ソーセージ)のほか、生ハムとイチジク、エビとレモンなど季節の食材を使ったもの、ゴルゴンゾーラやシラスなど、常時5〜6種類を用意しています。

「富士山岡村牛のボロネーゼ」 

パスタも人気メニュー。「富士山岡村牛のボロネーゼ」(2,380円)は、朝霧高原にある岡村牧場の「富士山岡村牛」が使用されています。和牛とホルスタインを掛け合わせた出荷量が少ない希少な牛で、富士山の麓でストレスのかからないように放牧飼育されています。脂が少なめでピュアなのに、旨みが凝縮した味わい深い牛肉を、ボロネーゼのほか、ステーキや赤ワイン煮込みにして提供しています。
また、「ペンネ・アラビアータ」(1,480円)や「小柱とカブのペペロンチーノ カラスミかけ」(1,580円)など、移転前から定番のパスタもおすすめ。田町時代のお客さんがこれを目当てに訪れるとか。

「マグロとフェンネルのオレンジ風味のサラダ」

店内のメニュー構成は肉と魚が半々と、魚介料理が豊富なのも特徴です。「マグロとフェンネルのオレンジ風味のサラダ」は、アイルランド沖産の天然本マグロを三崎の天然鮪専門店「oceangrow」から直送してもらっているとのこと。

ワインやシャンパン、ビールなどがそろう

飲み物は、イタリアワインを中心にラインアップ。グラスワインは赤白泡を合わせて10種類くらいを常時用意しています。横山シェフとホール&ドリンク担当の杉本さんがそろって大好きな「泡」をテーマに、シャンパンや他国のスパークリングワイン、ビール、ハイボールなども充実。ビールは、国産ビールの小瓶のほか、時期によって各地のクラフトビールを仕入れています。現在は、新潟県十日町市の醸造家が造る「妻有ビール」を提供中。

お手製のモザイクランプ

居心地の良さを重視した店内は、さりげないインテリアと、ところどころに飾られた杉本さんお手製のモザイクランプ(トルコランプ)がアクセント。店内ではワークショップも随時開催しているそうです。

居心地の良い店内

座席数はテーブル18席、カウンター4席、計22席。カウンター席を設置した新店は、一人でふらっと立ち寄れるのも魅力です。テーブル席は間隔にこだわり、ゆったりめにレイアウトしました。テーブルを繋げば、大人数での利用も可。また、着席24名、立食30名までの貸切利用にも対応しています。さまざまなシーンにフィットする住宅街のイタリアン。日常使いにも記念日の利用にも。つい足を運びたくなります。

食べログレビュアーのコメント

出典:スイスエミーさん

『土曜日に訪問しましたが、ランチセットがあり、コスパよき。
イイダコがプリプリで美味しかった。
デザートを別オーダー
名前忘れましたが、珍しいしゃりしゃりした
ラムレーズン風味のアイスケーキが美味しかったです。連れが、魚介アレルギーと伝えたら、
お値段変わらず、アラビアータに変更してくれました。ボリュームありました。
魚介が多いメニューでした。
また、予約して再訪予定です』(スイスエミーさん)

「サルシッシャのピンサ」

『この日は酷暑!開店同時に伺いました。
中に入ると外の猛烈な暑さとは別世界!一瞬で居心地よい空間。
暑い太陽はこの中からは明るい光と見えるから不思議です。
早速乾杯!
前菜が マグロの頬マリネ、チャンボッタ、鳥のインフォルティーネ
ロザマリーノはピタパン付で味変にも活躍!
その後、
イワシのベッカフィーコ、サルシッシャのピンサ、マグロカマのグリル、ボロネーゼ、ラムTボーン、デザートはクレームブリュレ 
美味しすぎて、満腹中枢どうなってるの?と思うくらい食べちゃいました。
びっくりなのはコスパの良さ!

これは、流行っちゃいます

サルシッシャピンサは、淵のカリカリ食感がたまりません!また食べたい!』(tnemoto4848さん)

※価格はすべて税込。
※メニューや食材、価格などは季節によって変更あり。

写真:お店から
文:斎藤亜希