こだわり抜かれた素材が光る! オーダー必須のワンランク上のピザ

人気ナンバーワン! クセになる「大人のマヨコーン」

「マヨコーン」3,080円

「レストランの料理人が本気で考えたマヨコーンってどんなのものだろうというのが、出発点なんです」と山口さん。子供も大人も大好きで、ちょっとジャンクなイメージのあるマヨコーンを、オーガニックな素材を使い、こだわって作ってみようという遊び心のあるメニューだ。サルシッチャは自家製、焼肉ソースを加えてパンチを出し、仕上げに山椒を振って大人仕様に仕上げたという。

通称、大人のマヨコーン
 

塩沢さん

みんな大好き、マヨとコーンと焼肉のタレからなるジャンクな味わいなのですが、これもリストランテレベル。大味にはならず、締まるところが締まっています。

しらすの大きさに驚愕する「しらすからすみピザ」

「山利のシラス」3,190円

「しらすを食べて欲しいピザ」というこのメニュー。ポイントは和歌山県の老舗しらす屋「山利」のしらすにある。水揚げから釜場までが最短距離という「山利」だからこそ鮮度抜群。さらにしらすがつぶれないように、漁では細心の注意を払って水揚げされる。そのかいあって、しらすはふっくらとして一尾一尾の姿もくっきり。運ばれてくると、ピザの上で躍動するしらすの存在感に目を奪われる。そんなしらすと相性のいい長ねぎやからすみを合わせたこのピザは食べ始めると手が止まらないおいしさだ。

ここでしか食べられない、季節感じる「ぶっかけピザ」

「ぶっかけピザ トリッパと春野菜 サルサヴェルデ」3,300円

クレイジーピザの代名詞ともいえるのが、ピザ生地に汁系の具をのせた“ぶっかけ”だ。季節で内容は変わるが、新メニューは煮込んだモツをピザ生地の上からたっぷりかけた「モツ煮」。アイディアのもとになったのは、フィレンツェの白いモツ煮込み「ランプレドット」とミラノのトリッパ煮込み「ブゼッカ」だ。トリッパとギアラを1日かけて炊き、2~3日かけてとったコンソメと合わせている。スープに溶けだしたプチトマトのうまみがトマト煮込み「ブゼッカ」を思わせる。

「イタリアでは硬くなったパンを煮込みやスープに浸して食べる文化がありますが、そのイメージなんです」と山口さん。生地にスープがだんだんと染みこんで味が変わるのを楽しんでほしいと言う。

菜の花や新玉ねぎなど、旬の焼き野菜もたっぷり
 

塩沢さん

レギュラーでありながら、季節によって中身は変わるぶっかけピザ。汁気たっぷりのソースを生地に吸わせて食べるという斬新な食べ物。ソースを後掛けするので、うまみが飛ばない。神楽坂でも人気のメニューですが、虎ノ門は独自色を出していて、それもまたよいのです。汁気たっぷりなのでナイフ・フォークでソースをしっかり絡めとって食べるのが楽しい。手軽でありながら味わいはリストランテ級。というサプライズ。