〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
鮨 にっこ(東京・清澄白河)
2024年1月、清澄白河駅から徒歩2分ほどの場所に「鮨 にっこ」がオープンしました。店主は、料亭やしゃぶしゃぶ屋、肉割烹などさまざまな業種を経験。寿司屋での修業を経て、自分の考えた寿司や料理を食べてほしいとの思いがあり独立しました。店名は、料理を食べた方ににっこり笑顔になっていただきたいとのことで「にっこ」に。クオリティの高いコースが好評を得ています。
店主は福島県の白河出身のため清澄白河という地名に親近感を持っていたそう。近くに住んでいるので馴染みがあり、最高の物件に巡り会えたため、この場所に開業を決めたとのこと。店内は新素材のモールテックスをカウンターに採用し、左官職人が仕上げています。壁はコンクリート打ちっぱなしを活かし、カウンター内は墨流しアーティスト・なかいしんご氏が手掛け、スタイリッシュでお洒落な空間になっています。客席はカウンターに7席で、くつろいで食事を楽しめます。
メニューは「おまかせコース」12,000円のみ。すり流しや幽庵焼き、春巻きなど、旬の食材を使用した料理は、どれも素材に一手間加え、うまみを引き出した一品ばかり。「柿のラム酒漬け」は店主の実家で作っている干し柿を使っているそう。赤酢を使ったシャリで握る寿司もしっかり仕事がされていて、クオリティの高い素材のおいしさをさらに引き上げています。
コースの後半で提供される「ウニ・キャビア・ローストビーフの小丼」は、肉割烹での経験を活かした逸品。三位一体のとろけるようなおいしさが味わえます。古き良きシンプルなものから店主自身の経験から生み出される創作料理まで、温故知新を感じられる品を20種類も楽しめるコースはコスパ抜群と、訪れた方を喜ばせています。
ソフトドリンクには清澄白河で作られているジンジャーエールを使用。コースに合わせた日本酒は、全て店主の出身地福島県の地酒を用意しています。
また、地域に根付いたお店を目指し、メニューにお豆腐が入っている時は清澄白河の老舗のお豆腐屋さんから仕入れ、制服も清澄白河の老舗の着物屋さんからと、地元の良いものを取り入れているそう。店主と女将の温かく心地の良いサービスも評判で、満足度の高いおまかせコースを楽しめる寿司店。これから人気になりそうな新店です。
食べログレビュアーのコメント
『ハイコスパ鮨で知られる「うらおにかい」さんで腕を振るっていたご主人。コスパの良さを受け継ぎながらも、ご自身のやりたい事を上手くプラスさせた内容。
また日本酒はご出身である福島の地酒のみで揃えるこだわりも一つのポイント。
器にもこだわりを持ち、ご主人や女将さんの陶芸作品を見つけてみても面白いはず。
店名の由来はおいしいお鮨を食べて”ニコッ”となってほしいという想い込めて。
清澄白河の隠れ家空間で美味しさと笑顔を届ける新たな一店です』(中目のやっこさんさん)
『コース内容はなかなかよいです。ブルーチーズ入りの牡蠣のはるまきやマスカルポーネを合わせた干し柿など珍しいものもあり、飽きない工夫はされてます。見た目美しいキャビア乗せウニ・ローストビーフ味噌入り小丼、1番のお気に入りは焼き太刀魚でした。あと、あおさ入りの海苔はとても好み。シャリは硬め、お米は近所の三河屋精米店にお願いしてるとか』(まーちー4791さん)
※価格は税込。