TOKYO HIP BAR Vol.22

シャネルの香りをまとうカクテルとは?

シャネルの香りを纏った

まるで紫の鳥のようなカクテル

 

誰もが知る香水といえば、シャネル No.5。マリリン・モンローが寝るときにはシャネル No.5だけをまとって寝たという伝説でも知られています。そしてカクテルにもシャネル No.5をまとったものがあります。

そのカクテルの名は「Goose No.5」。No.5はシャネルから、Gooseはシャネルと同様フランス生まれのグレイグースというウォッカを使用していることからつけられています。

香水のようにも見えるカクテルの紫色の液体は人工の色ではなく、バタフライピーという青紫色に染まるお茶を使用したもの。ウォッカに漬け込んたバタフライピーをベースに、フランス産のエルダーフラワーリキュール、ローズシロップとレモンジュース、ソーダを合わせ、最後にシャネル No.5をスプレーした白い羽をつければ「Goose No.5」の完成です。

 

爽やかな口当たりながら、人間は嗅覚による影響が大きいもので、シャネルの香りが鼻をくすぐると、まるで香水を飲んでいるかのような魅惑的な気分になります。シャネルの香水も、春を運ぶような鳥のグラスも、十分に女性を引きつけるアイテムですが、こちらにはもう一つ女性を喜ばせる仕掛けが。

 

バー初心者も楽しめるフレアバーで

トレンドを取り入れたカクテルを

 

このカクテルを提供するニュージャックは、バーテンダーがボトルやシェーカー、グラスなどを自在に操り、ショーのようにカクテルを作り上げるフレアスタイルのバーです。ショー重視になりがちなフレアバーでも本格的なカクテルを提供したいという思いから、ニュージャックで提供されるのは海外のトレンドも反映したさまざまなミクソロジーカクテル。

 

ヘッドバーテンダーを務める山本圭介バーテンダーは、2009 Giants of beach Flair Open in Australia 3位など国際大会でも優秀な成績を収め、シンガポールカクテルウィークに参加するなど、国際的に活躍を広げながら、日本にいる間はニュージャックのヘッドバーテンダーとして日々お客様に接しています。

 

提供されるのは、禁酒法時代を思わせる新聞紙に包まれたサングリアや、ファーストフードのテイクアウト用のカップに入ったフローズンネグローニまで、味はもちろん見た目でも存分に楽しんでもらえるようなカクテルメニュー。「Goose No.5」も鳥のグラスは切り株の上に載せられて可愛らしく登場します。

 

ショーを観る感覚で楽しめるフレアバーは、バー初心者でも通いやすいウェルカムな雰囲気が魅力です。本格的な技に魅せられる新しいバーの楽しみ方をぜひ体験してください。