〈2023 食通が惚れた店〉

コロナ禍の制限もなくなり、みんなが日常を取り戻しつつ生活してきた2023年。イベントも復活し、飲食業界も賑わいを取り戻しています。

そんな2023年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。

今回は、連載「今週のカレーとスパイス」でおなじみ、カレーおじさん\(^o^)/にお答えいただきます。

教えてくれる人

カレーおじさん\(^o^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーアディクト。世界各地約7,000店舗でさまざまなカレーを食べ歩く。年間平均カレー食数は1,000以上、生涯通算カレー食数は優に20,000を超える。フジテレビ系「スパイストラベラー」、TBS「マツコの知らない世界」などメディア出演の他、小学館「Oggi」などでカレー記事を連載。レトルトカレーの監修も手掛けるなど、さまざまな形でカレー情報を発信している。

2023年のベストレストラン

Q. 2023年、最も印象に残った飲食店とイチ押しのメニューを教えてください

A. 「香噴噴(シャンペンペン)」の「咖哩飯(カーリーファン)」です

カレーおじさん\(^o^)/
「咖哩飯」500円   出典:カレーおじさん\(^o^)/さん

現店舗からすぐ近くの場所で担々麺専門店としてスタートし、当時からサイドメニューの咖哩飯が大好きだったのですが惜しまれつつ閉店。しかし担々麺や咖哩飯のみならず、さまざまな中華料理を引っ提げて復活したお店です。

何を食べてもおいしいのですが、店名の如くどの料理も香りが噴きだすような絶品ばかり。特に咖哩飯はジャスミンライスの香りも計算に入れたトータルバランスであり、中華のシェフじゃないと作れないタイプで中華カレーのひとつの完成形だと思っています。

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 2023年に食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください

A. 「キッチン きらく」の「きらく焼き キーマカレー」290円です

カレーおじさん\(^o^)/
「きらく焼き キーマカレー」   出典:カレーおじさん\(^o^)/さん

西日本にはまだ一部で存在するものの全国的には消えかけている「カレー焼き」という食文化を残すために開発されたというきらく焼きのキーマカレー。サク、フワ、モチッとした生地の食感に加えてジュワ、ホクッとしたキーマカレーの食感があいまって最高です。冷めてもおいしいのでお土産や差し入れにもおすすめ。

ラーメンで「ミシュランガイド」のビブグルマンを獲得した「麺や七彩」のシェフが手がけるお店だけあって、現在はさまざまなメニューが増えているのですが、何を食べてもおいしいです。

※価格はすべて税込です。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:カレーおじさん\(^o^)/、食べログマガジン編集部