〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

東麻布 いち川(東京)

2023年9月、麻布十番駅6番出口より徒歩約6分、赤羽橋駅中之橋口出口より徒歩約1分のところにオープンした「東麻布 いち川」は古民家を改装した日本料理店です。

店主・市川達也氏

店主の市川達也氏は愛知県出身。地元の焼鳥店で3年間店長を務め、日本料理の技術を学ぶため上京を決意しました。築地の仲卸業者で魚の勉強をした後、オープニングスタッフとして入った東京・恵比寿の「紀風」が1年目にミシュラン一つ星を獲得。同店で7年の修業を経て3軒の寿司店で学んだ後、自身のお店「東麻布 いち川」をオープンさせます。

写真:お店から

「東麻布 いち川」では、日本料理店や寿司店での修業経験を活かしながら、“料理やお酒の新しい挑戦をしていきたい”とのこと。店内ではこだわりの日本酒のほか、ソムリエでもある市川氏が吟味したシャンパーニュやブルゴーニュワインをいただけます。

料理は「おまかせコース」25,000円(税・サービス料別)一択。季節感を存分に楽しめる四季折々の食材を取り入れたコースは、華やかな八寸をはじめ、焼き物、揚げ物、蒸し物、刺身、寿司といったいろいろなアプローチで目と舌を楽しませてくれます。

築地の仲買や修業先で養った目利き力と確かな技術、繊細さと大胆さが入り混じる料理は、どれも日本料理の真髄を味わえるものばかりです。

出店するにあたってこだわったのは場所選びでした。東京の中心部でありながら静かで落ち着いている東麻布エリアに絞って探していたところ、出会えたのがこちらの古民家です。建物の古き良き部分を残すべく、木の温もりをいかした店内はゆったりと寛げるアットホームな雰囲気。キッチンのライブ感を間近に楽しめる8席のカウンターは、同席した人との距離も縮まりそうな予感がします。

写真:お店から

大切な人とのディナーや家族、友人との記念日、ここぞという時の接待にも◎。とっておきの日に利用したくなる、素敵な新店を見つけました。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:斎藤亜希 写真:お店から