〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
Caline(東京・代々木公園)
2023年8月、代々木公園駅から徒歩8分ほどの奥渋エリアにあるマンションの一室に、隠れ家のようなビストロ「Caline(カリーヌ)」がオープンしました。フランス料理をベースとした多彩な食材と幅広い調理法によるジャンルレスな料理を提供します。
オーナーシェフの太田和希氏は、いくつかの有名店で働いた後、神楽坂の人気ビストロ「レ・ピコロ」にて立ち上げからシェフとして勤務。その後系列店の神楽坂「クレアトゥール」でシェフを務め、独立を考えましたが、コロナ禍になったことで、一度出資者と組んで中目黒にビストロ「nuit」を立ち上げ、シェフ兼店長として腕を振るってきました。「nuit」はオープンから順調に知名度と集客を伸ばし、毎日満席の状態に。コロナの規制も少しずつ落ち着いてきたため、2022年nuitを辞め独立を決めました。奥渋は人気の飲食店も多く、神泉・松濤など近年盛り上がっているエリアも近い魅力的な場所。店舗を10坪以下で探していたところ、知人の紹介で、規模感や家賃、立地など全てが希望に当てはまった物件に出会い、同店のオープンに至りました。駅からは少し離れていますが、食に興味のある人の流れがあるのでこの場所に決めたそうです。
店名はフランス語で「甘えん坊」という意味があり、ゲストがリラックスして甘えられるようなお店でありたいという思いが込められているとか。店内は、マンションの一室という場所を活かすため、ほっとする空間を意識して木目や少し明るめの色をベースにしていて、空間を引き締めるアクセントとしてイメージカラーのブルーグリーンのタイルが壁一面に敷き詰められています。家のダイニングのようにゲスト同士の一体感が生まれるような造りで、ゲストが広くスペースを使えるよう、カウンターはフルフラット。調理の様子を見ながらくつろいで食事を楽しめます。客席はカウンター8席ですが、4名でテーブル席のように利用ができるスペースがあるので、団体利用も可能です。
おすすめは、可愛らしい小さな前菜盛り合わせから始まる「おまかせコース」10,000円で、旬の食材を使った7~9品のコースです。季節に沿った食材を日々仕入れ、常に内容が変わるため、月に数回来店しても食べ飽きません。ボリュームもあり満足感もあります。コースは19時から一斉スタートで、前日までの予約が必要です。
22時以降のアラカルトメニュー(800〜5,000円)も仕入れ状況によりメニューが頻繁に変わります。タルタル好きな太田氏による、青唐辛子がアクセントになった「馬肉のタルタル」や、「鯖と西家ゆず胡椒のタルタル」など魚介を使ったタルタルに出会えることも。
遅い時間でも、軽いつまみからしっかりしたメインまで楽しめます。また希望があればパスタやリゾットも用意できるそうなので、遅めの食事や、2軒目としても使い勝手がいいですね。
夫婦2人で営業している、柔らかくアットホームな雰囲気のビストロ。深夜2時まで営業しているので、知っていると一目置かれそうな新店です。
食べログレビュアーのコメント
『お料理は19時一斉スタートでおまかせコース1万円(税込)。
22時以降はアラカルトとなるそうです。
頂いたもの。
スナック4種類 マッシュルームのスープ・茄子のアラビアータマリネ・鯖と焼き茄子のリエット・馬肉のタルタル
帆立のプリン いくら
桃と焼きパプリカのガスパチョ ストラッチャテッラチーズ 赤海老
お魚のフリット 浅利のお出汁 あおさのり (お魚はフエフキダイだったか…)
富士サーモンのミキュイ ブールブランソース
鴨 マディラソース
無花果
メロンとアイス
美味しかったです!
帆立のプリンで、おぉ!となり、浅利のお出汁にほっこりし。
マディラソースも良かった。
量もしっかりあってお腹いっぱいで、これで税サ込みで1万円は満足度高し。
シェフもキュートでした』(romai343さん)
※価格はすべて税込。