【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#130】「ケララ キッチン 川崎ラ チッタ デッラ店」
カレー激戦区である武蔵小杉エリアにおいても知る人ぞ知る人気店である「ケララキッチン」が、川崎に姉妹店「ケララ キッチン 川崎ラ チッタ デッラ店」をオープンさせました。
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店名の通り「ラ チッタデッラ」の中心部にお店があり、店内は白を基調とした清潔感ある空間でさまざまなスパイスが置いてあるのも期待感が高まって良いです。
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ケララとは南インドの地名であり、こちらはまさしく南インド料理店。ミールスやドーサなど南インド料理が色々とある中からまずは「ウズヌワダ」660円を。ドリンクもさまざまなものがあり、お酒も飲めるお店ということで一番気になった「レモンスパイスサワー」660円を合わせました。
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ワダとは豆粉の甘くないドーナツ。これにチャトニやサンバル(南インドの野菜カレー)をつけて食べます。さっくり、ふんわりとした食感が良く、豆の滋味深い味わいを堪能できる一品。
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レモンスパイスサワーもスパイスの香りがどことなくレモンのほろ苦さと調和するイメージで、スパイス好きにはたまらないサワーです。
メインは川崎店限定のメニューなどもあるのですが、やはりケララキッチンのスペシャリテとも言える「キリポロッタ」がおすすめ。
ポロッタとはパロタとも呼ばれるケララ名物のデニッシュ的なパン。キリとは「束ねる」という意味ですが、ドライなカレーをポロッタで挟み、それをバナナリーフで束ねて蒸しあげたという手の込んだ料理です。南インド料理店も増えましたが、この料理を食べられるお店は日本においてほとんど無いと言えるでしょう。
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メインのカレーは選べるのですが、やはりケララらしく牛肉に。「ケララビーフポロッタ」2,200円を注文しました。
インドで牛肉というと違和感を覚える方もいるかもしれませんが、ケララはリゾート地であり、世界各国の方がやってくるということもあって牛肉料理が名物なのです。
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バナナリーフをほどき、中を開いてみると視覚と嗅覚を心地よく刺激するビーフポロッタのお出まし。
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牛肉のうまみがスパイスによって凝縮した形で引き立てられ、ポロッタの自然な甘みが加わります。別添えでグレイビーもあるのでそれをかけて食べても良いです。すべてをバナナリーフの香りが優しく包んでいて、見た目のみならず味的にも満足度の高い料理です。
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食後には「ホットコーヒー」440円を。南インドスタイルでエアブレンドした泡立ちの良い甘いミルクコーヒー。これが南インド料理の締めにはとても合うのです。
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本店のシェフも川崎にいらしたのですが、9月頃までは川崎店に集中するために本店は休業しているとのこと。その後2店舗とも展開していくそうで、それぞれ楽しみです。
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南インド料理好きはもちろん、南インド料理を食べたことのない方にも是非食べてもらいたい料理の数々。デートにも使えそうな雰囲気ですし、川崎に行った際には立ち寄って損の無いお店ですよ。
※価格はすべて税込