〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

だしの虜(東京・六本木)

つかさのラーメン
出典:つかさのラーメンさん

2023年5月25日にオープンした「だしの虜」は、東京・港区の六本木にある、住所・電話番号非公開の昆布水つけ麺専門店。出汁に特化した完全会員制レストラン「識梵 SHIKIBU」が手掛けています。メインとなるメニュー「昆布水つけ麺」は、梅、竹、松と3種類のグレードに合わせて具材が増えていきます。価格は「梅 昆布水つけ麺」1,380円、「竹 味玉昆布水つけ麺」1,500円、「松 特選昆布水つけ麺」1,800円です。

「竹 味玉昆布水つけ麺」1,500円 写真:お店から

麺は小麦の香りを感じる全粒粉入りで、スープと調和の取れた細縮れ麺。スープは鶏と水だけを使用したシンプルな旨みが感じられ、がごめ昆布をベースとした昆布水と混ざり合うことで体に深く染み渡ります。

小麦の香り高い麺も絶品 写真:お店から

低温調理で作られた柔らかい食感の、大きなレアチャーシューは「松」で増し増しにしたくなるおいしさです。さらに「松」では鶏チャーシューと海老雲呑もついてくるため、ボリューム満点! 出汁の味が利いたスープの中で、厳選された食材のマリアージュが大いに楽しめます。

味変アイテム 写真:お店から

また、味変アイテムの多さも魅力の一つで、テーブルには、とろろ昆布、鰹節、出汁醤油、オリーブオイル、黒胡椒、粉山椒、黒七味、藻塩、梅出汁、柑橘出汁と10種類ものトッピング・スパイスと出汁が並んでいます。
これだけ多いと、麺やスープに合った組み合わせを選ぶのも迷ってしまいますが、店内にはおすすめの食べ方が書いてあり、ひと安心。初めて訪れた際には、手順に沿ってカスタマイズしてみましょう。

写真:お店から

梅出汁や柑橘出汁を注ぐことで出汁の違いを感じたり、黒胡椒でパンチを出してみたり、オリーブオイルで革新的な味変を楽しんだりと、つけ麺の可能性が無限大に広がります。麺と合わせて食べたいサイドメニューはリーズナブルな価格帯となっており「鶏塩丼(卵黄付き)」380円、「チャーシュー丼(卵黄付き)」300円、と2種類の丼が選べます。

メガこぶた君
鶏塩丼(卵黄付き)   出典:メガこぶた君さん

そのほか、リピーターに人気の「海老雲呑」2個300円、ライスや味玉、生卵も単品で注文できます。筆者は生卵を何に使うか疑問だったのですが、こちらも以下のように説明が記されていました。
「ご飯に出汁をかけ、そこに生卵を入れ、出汁醤油をかけてすき焼き風に食べるのもおすすめ」
納得です! 出汁へのこだわりから作られた上質なつけ麺が味わえ、さらに、訪れた客一人ひとりの好みでカスタマイズを何通りも広げることができるのが「だしの虜」の大きな魅力です。

出汁の旨みが体に染みる 写真:お店から

予約はInstagramのDMで受け付けており、ストーリーから月ごとの予約状況を見ることができます。営業時間はランチが中心のため、夜に訪れたい場合はInstagramを確認する必要があります。
空席状況によっては飛び込みで入れるケースもあるそうですが、曜日・時間を問わず人気店のため、事前の予約を取るのがおすすめです。

 食べログレビュアーのコメント

ramen151e
出典:ramen151eさん

『オーダーしたのは「梅昆布水つけ麺」と「替え玉」!

ブロイラーでは出ない鶏出汁の旨味いっぱいのスープでこれと、5種類の醤油をブレンドしたという濃いめの味わいのカエシがマリアージュしたつけ出汁は絶品。

そして、鰹煮干し昆布水が徐々につけ汁に入っていって、味変していく過程を楽しむこともできて♪
気づけば180gの麺はなくなっていた。

豚肩ロース肉のレアチャーシューも、
肉の旨味が、しっかりと感じられるもので、スゴく美味しかったし』(ramen151eさん)

つじなか【東京&大阪食べ歩き】
竹 味玉昆布水つけ麺   出典:つじなか【東京&大阪食べ歩き】さん

『「竹 味玉昆布水つけ麺(1,500円)」をお願いしました。

麺は全粒粉でややちじれた中太麺で、茹で加減はやや固め。食べ応えがあり、どろっとした昆布水をまとっています。

藻塩をつけて麺を直接食べてみます。小麦の甘味が引き立ちます。藻塩の磯の香りもいいアクセントになります。味変グッズが10種類ほどあり、自分のお気に入りは、とろろ昆布と梅出汁でした。いろいろなグッズの味が交わりあって、フュージョンと化していました。

つけ汁は、醤油ベースで動物系(特に鶏)が全面に出ています。塩味は少し強めとなっています。ネギが少々浮いていて、しっかりと味が入ったメンマが数個入っています。具材は、チャーシュー(1枚、低温調理されているのでしょうか、大振りで、肉の味がしっかりと味わえます)。味玉(黄身が濃いです)。海苔(3枚)。

前半戦から味変三昧です。味変に夢中になっていると、麺が足りなくなってしまいました。最後につけだれに残った昆布水を投入して、そのまま食べ進めて、完食しました』(だあいしさん)

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:栗田あかり