これがローマ流! 本格ピッツァの作り方をご説明
ピッツァを頼む。お腹を鳴らしながら待つこと約10分。目の前に出されたピッツァは楕円で、しかも生地が結構薄め。見慣れぬ形状に少し戸惑いつつも、ひと切れ頬張れば、サクッとした歯応えで香ばしく、生地はみっちり。ふわっとしたナポリとは違った食感が心地よい。小麦の風味、ソースのおだやかな酸味、具材の旨み……全てが口の中で絡み合って、これはうまい!
完熟トマトにオレガノ、バジルを加えたソースも自家製だ。酸味がおだやかで香り豊かな味わいで、いくらでも食べられそうなおいしさだ。
成形した生地にトマトソースを塗っただけの状態で電気窯に入れ、一度軽く加熱する。ローマピッツァはナポリのそれに比べ、低温で時間をかけて焼くのが特徴。
生地がこんがりとして膨らみ、チーズもしっかりと溶けたら完成。窯から取り出して食べやすい大きさにカットして提供する。
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耳までパリッとおいしい、軽やかなピッツァ
ローマピッツァ職人のライセンスも持っているカサソーラさん。ローマで食べていた味を再現するために、イタリアの小麦粉で生地を作り、自家製のトマトソースを使用する。ナポリピッツァにはない、香ばしく軽やかながらみっちりした食感は単品で食べても、ワインやビールと合わせていただいてもおいしい。
武智さん
ピッツァといえば、香ばしく焼かれ、ふんわり柔らかな生地のものを想像しますが、それはナポリのもの。シェフが焼き上げるローマピッツァはサクッと香ばしく、しかし密度の濃い生地で、噛むほどに小麦の香りとソースや具材の味わいが渾然一体となって口中に広がっていきます。ピッツァの奥深さ、おいしさにきっと驚かされるはずです。