〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
漢方薬膳 ザムザムの泉(京都・北山)
2023年5月に北山駅から程近いKiten北山に「ザムザムの泉」がオープンしました。現地中国でも失われつつある、伝統製法薬膳料理の味を残したいという思いから、2018年西川口にオープンし、あっという間にファンを獲得。2021年に広尾に移転してからも、現地の高級ホテルに引けを取らない蘭州料理が人気を呼んでいました。今回京都への移転は、家族の生活環境を重視し、移住しやすい落ち着いた環境や、同店の味を理解していただける本物志向の人が多いと感じたことからだそう。また、インバウンドの方、イスラム教を信仰しているムスリムの方(ハラルフードしか食べられない方)のニーズがあると考えたそうです。
同店の料理は、120年前よりシルクロード・中国蘭州の少数民族「回族」が開発し、先祖代々受け継がれてきた18種類以上の秘伝漢方薬膳を調合した伝統製法で作る本物の味。コラーゲンたっぷりのハラル認証国産牛スネ肉と産地直送国産野菜を使用し、化学調味料を使わず8~10時間かけて抽出した漢方薬膳の芳醇なスープは、胃と腸を温め消化促進、血行促進などが期待できます。
お店のおすすめは「漢方薬膳スープコース」8,000円〜10,000円で、漢方茶から始まり、開胃の薬膳牛骨スープ、滋養強壮野菜薬膳スープ煮込み、生地から手打ちの逸品牛肉麺など、回族伝統の技術が光る逸品を堪能できます。蘭州現地直送の漢方薬膳と、国産ハラル牛肉、国産野菜、高性能浄水を使用しすべて手作り。これはどこにもない味です。
調味料は、黒酢以外は自家製で、いわゆる無化学調味料。野菜は旬のものを産地直送で取り寄せ、麺は作り置きせず塩を使わず、客が来店してから生地をこねます。
こだわりポイントは、医食同源。食べて健康に過ごして欲しいという願いが願いが込めて作らています。
120年前から病気を未然に防ぐ意味を込められた漢方薬膳料理は、現代の私たちの身体にも滋養たっぷりで身体に優しく染み渡ります。
席数は16席程度で、完全予約制。現在東京で出張営業もされているようで、情報はSNSで発信しています。気温の変化で体調も崩れがちな季節、漢方薬膳料理は身体を良い方向へ導いてくれそうですね。