パリジャン&パリジェンヌたちが愛してやまない、フランスの熟成肉専門ビストロ「ル・セヴェロ・パリ」。看板メニューのタルタルステーキは、フランスの雑誌において「パリ最高のタルタルステーキ」第2位に輝いた逸品だ。
同店は2016年に西麻布において日本初出店を果たしたが、これまでその自慢のタルタルステーキを食べることはできなかった。
だが2017年12月、リニューアルオープンとともにそのタルタルステーキが、このたび日本初解禁となった。
最高のタルタルステーキが日本解禁に
リニューアルに伴い、店を盛り上げるスタッフたちも一新。エグゼクティブシェフを務める齊田 武さんは渡仏11年のうちの4年間、ル・セヴェロ・パリで研鑽を積んだ方。つまりは、タルタルステーキもパリ本店そのままの味を提供することが可能になったというわけだ。
注文を受けてから赤身肉をミンチにするので、ふわっと軽い食感に。卵黄とケイパー、エシャロットなどによるシンプルな味付けのため、肉の旨みをしっかりと実感することができる。
同種の部位を日仏で食べ比べ
新メニューはタルタルステーキだけではない。フランス産ブランド牛と国産牛の盛り合わせ(熟成牛の食べ比べコース¥6,000~の一品)では、熟成牛のサーロインの食べ比べやランプの食べ比べをすることができる。
使用される肉は地域や品種を問わず、自然放牧かつ牧草飼育牛から、ひとつひとつ目で確認して選び抜き、熟成して仕上げる。
仏ブランドのバザス牛のほか、吉田牧場のブラウンスイス牛、北海道の八雲牛、南阿蘇のあか牛などの良質な肉が提供される。日仏の熟成肉の違いを噛み締めよう。
旬の鎌倉野菜をローストに
旬を感じる「鎌倉野菜のロースト 砂糖大根のビネグレット」もこの冬登場の新メニュー。黄人参や紫人参、紅しぐれ大根、あやめ雪カブ、ゴールデンビーツなど色とりどりの野菜をビーツピューレを使ったビネグレットソースとともにいただく。寒さに耐え、深い甘みを宿した鎌倉野菜たちの風味ひとつひとつに驚かされるはずだ。
シェフズテーブル形式の個室が新設
料理だけではなく店内にも変化が。キッチン真横に、シェフズテーブル形式の個室ができたのだ。席に座れば、これ以上ないほどの臨場感と、肉への期待感の高まりに、食欲全開は待ったなし。予約の争奪戦となること必至のシートだ。
今回のリニューアルオープンで、さらに自慢の肉のレベルを上げたル・セヴェロ。肉好きの集いの場として、大いに盛り上がりを見せることだろう。