一度は泊まりたい！ 規格外のラグジュアリーホテルが誕生

2023年4月4日、「東京ミッドタウン八重洲」に「ブルガリ ホテル 東京」がオープンした。フロアーは40階から45階まで、客室は98部屋あり全て高層階に位置する。

これまでブルガリがホテルを展開してきた都市はミラノ、バリ、ロンドン、北京、ドバイ、上海、パリ。東京は8都市目となる。今後はローマ（2023年）、モルディブとマイアミ（2025年）、ロサンゼルス（2026年）にも開業予定だ。

客室で注目なのはブランド名を冠した「ブルガリ スイート」。400平方メートルの広さを誇り、ゲスト用のリビング、バーカウンターやキッチンを備え、パーティーも可能なダイニングスペース、最新マシンが設置されたプライベートジムなど贅の限りを尽くした造り。東京都内最大級のスイートで、隣接するスイートとつなげることでさらに広い空間にすることも可能。

設備では1,000平方メートルを誇る40階の「ブルガリ スパ」が素晴らしい。スパスイート1室とダブルトリートメントルーム2室など9室のトリートメントルームに加え、壁一面の窓から高層ビル群を望む圧巻のパノラマビューが楽しめる25m屋内プールを備えている。

レストラン・BAR・ブティック

「食べログマガジン」の読者が一番気になるのがダイニング情報だろう。「ブルガリ ホテル 東京」には2つのレストラン、1つのBAR、1つのブティックが用意されている。それぞれ紹介していこう。

イル・リストランテ ニコ・ロミート

メインダイニングはイタリアン「イル・リストランテ ニコ・ロミート」。イタリア・アブルッツォにある自身のレストラン「レアーレ（Reale）」でミシュラン三つ星に輝き、世界でも指折りの有名シェフであるニコ・ロミート氏が監修し、コンテンポラリーなアレンジを加えたイタリア料理からこだわりのメニューを提供。

店内席に加えテラス席も多くあり、日中は自然光の中で気持ちよく食事を、夜には東京の夜景を眺めながらディナーを楽しむことができる。屋内62席、屋外36席と大きめのダイニングだ。

SUSHI HŌSEKI

イタリアンの他には「SUSHI HŌSEKI」で寿司も提供する。座席は、松や石灯籠といったアイコニックな文化的要素を取り入れた専用の石庭を眺めるカウンター8席のみ。監修は博多のミシュラン三つ星「鮨 行天」の寿司職人、行天健二氏。「The Tabelog Award」7年連続受賞、「食べログ 寿司 WEST 百名店」2年連続選出の実力店だ。檜の一枚板カウンターでいただくのは江戸前のネタを使った「おまかせ」コース。

ブルガリ バー

「ブルガリ ホテル 東京」を象徴するダイニングが45階にある「ブルガリ バー」だ。ハンドメイドの美しいモザイクをバックにしたバーカウンターを中心にした室内と、左右に広がる2カ所の半屋外のテラス。

テラスからは幻想的なサンセットや東京の夜景が一望できる。ルーフトップバーは、屋内45席、屋外111席とかなり大箱。

香ばしいトマトとパルミジャーノ・レッジャーノとバジルのフォカッチャ、自家製パンを使ったハムとアジアーゴ・チーズの極上トースト、そして高級食材を使ったセイボリーとスイーツの詰め物を生地で包んで揚げた、シェフ特製のボンバなどフードメニューも充実している。

ブルガリ ドルチ

手土産や自分へのご褒美に使いたいのがチョコレートブティックの「ブルガリ ドルチ」。「ブルガリ イル・チョコラート」のチョコレート・ジェムズや、ニコ・ロミート氏が手掛ける「ラ・パスティッチェリア」のブルガリペストリーが販売されている。

ニコ・ロミート氏のシグネチャーペストリーには薄くてパリッとした生地にリコッタを詰めたシチリア名物のカンノーロ・シチリアーノ、生クリームを詰めてココアグレーズをかけた軽い食感のビニエ（シュークリーム）のプロフィトロール、イタリア屈指の美しさを誇るカプリ島生まれのアーモンドとチョコレートの焼き菓子カプレーゼなどがある。東京土産としても人気になりそうだ。

■ブルガリ ホテル 東京
https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo

文・食べログマガジン編集部