2017年秋、中目黒からしゃぶしゃぶの概念が変わる!

今年秋に中目黒にオープンした「しゃぶしゃぶ れたす」。早くもその新しいスタイルが注目を集めています。今までのしゃぶしゃぶとは何が違うのか取材しました!

 

 

しゃぶしゃぶのこれまでの常識を疑うことからスタート

まずはしゃぶしゃぶの常識を疑ってかかることからお店のコンセプト作りがスタート。しゃぶしゃぶでお客様が不満に思っていることは何なのかヒアリングしたところ、以下のような声があったと言います。

 

・直箸をしたくない

・自分のペースで食べたい

・最後にはしゃぶしゃぶなのに普通の鍋のような状態になってしまう

・親しい関係の人としか行けない(会社の上司と行けない)

 

そこで東南アジアなど海外では定着している一人鍋を日本に持ってきてはということになり、「一人一鍋、十人十鍋」のコンセプトが生まれました。一人に一つ鍋を置くという新しいスタイルで、好きな出汁を選べるようにしたそう。出汁は現在「極み和出汁」「クリーミー豆乳だし」「胡麻坦々だし」「特選すき焼き」「韓国辛ジャンスープ」「薬膳麻辣火鍋」「薬膳コラーゲン出汁」「トムヤムクン」と8種類を用意。出汁はお店で一つ一つ炊き出していて、一番人気は「極み和出汁」とのこと。

 

お肉は冷凍ではなくチルドだから新鮮!

一般的なしゃぶしゃぶ店では冷凍した肉を仕入れていることが多い中、こちらではチルドで仕入れているので冷凍肉独特の臭みがないそう。柔らかさも冷凍肉とは段違いです。

 

野菜はその時期旬なものを新鮮な状態で!

 

提供する野菜にももちろん新しい視点で厳選されています。一般的なしゃぶしゃぶ店では一年を通して野菜の種類が固定されているところが多いそうですが、こちらでは野菜を旬の時期によって変えていくことでいつでも新鮮なものを食べられるようになっています。葉野菜を中心とした立体的な盛り付けも目を引きます。

 

その組み合わせは無限大!?ここにしかない「たれ場」とは

 

出汁が8種類から選べるだけでなく、それに追加して楽しむタレや薬味がなんと約30種類も並んだ「たれ場」がお店の一角に。新鮮な野菜はしゃぶしゃぶにせず生で食べても十分美味しいのでバーニャカウダソースやオリーブオイルと塩をかけて食べることもできるといいます。こちらも今までのしゃぶしゃぶのタレと言えばポン酢とゴマだれと決まっていたものを見事に打ち破っています。

 

なんと8割のお客様が締めを注文!7種類から選べます

こちらのお店のもう一つの特筆すべき点は、お客様の8割以上が締めを注文するということ。これまでみんなで鍋をつつくタイプのしゃぶしゃぶ店での倍以上の割合だといいます。締めには「玉子雑炊セット」「チーズリゾットセット」「とろろ雑穀雑炊セット」「稲庭うどん」「中華生麺」「グルテンフリーの中華麺」「玄米のフォー」と7種類の他、白米と十穀米もラインナップ。最後まで自分好みの鍋を堪能できるというわけです。

 

女性グループの中にはいろんな味を楽しむために席を交換する方々もいるとか。11月からは飲み放題プランもスタート。女子会にもデートにも、会社の飲み会にも使いたくなる、新感覚のしゃぶしゃぶ店の誕生です。

 

 

撮影:恩田拓治