旬の時季に訪れたくなる、絶景×美食が自慢のレストランを紹介する新連載「絶景レストラン」がスタート。見て美しい、食べておいしいとっておきのスポットを月替わりでお届けします。

Vol.1 日本平ホテル「富貴庵」
富士絶景×日本料理でもてなしてくれる、唯一無二のランチタイムを

世界文化遺産にも登録されている富士山。そのダイナミックな姿を抜群のコンディションで眺めることができるのが、静岡市にある「日本平ホテル」。その名の通り、ホテルがあるのは、日本観光地百選第一位に輝いた名勝地、日本平。ホテルの目の前に力強くそびえたつ霊峰富士を中心に、駿河湾、伊豆の山嶺、南アルプス、清水・静岡の街並みが連なり、まさに絵画のような美しさ。別名、「風景美術館」と称えられる、日本を代表する絶景ホテルだ。

 

四季によって表情を変える富士山の移ろいと同じく、旬の素材や盛り付け、器で季節を感じさせてくれるのが、ホテル1階にある、日本料理・寿司処「富貴庵」。日本平ホテル自慢の大庭園が目の前に広がる絶好のロケーションは、唯一無二と呼ぶにふさわしい眺望。

風趣感じる、冬の昼御膳

冬をむかえ、澄んだ青空が広がるこれからの季節は、富士山の秀麗な姿がよりくっきりと見える。そんな雄大な景色に合わせて登場したのが、冬ならではのランチメニュー「旬菜膳」。冷え込みが激しく体調を崩しがちな季節にぴったりな、栄養満点の旬野菜をたっぷり取り入れた身も心もあたたまるヘルシーなお膳が誕生した。

京都出身でもある料理長・藤口晃一さんは、味噌や鴨、芋など、素材の特徴を最大限に生かしたメニューが得意。温物の柚子味噌は京都本田味噌を使用した料理長オリジナル。旬菜は京鴨のつみれとたっぷり木の子に極上吉野葛でつくったあんかけ、5種の野菜を使用したひろうず(飛龍頭)など、富士山の景色に引けをとらないとっておきの味わいと麗しい見た目の昼御膳は平日限定。静岡までわざわざ足を運んでも食べたくなる、至福のおいしい時間だ。

 

 

●温物
大根風呂吹き 柚子味噌
●口取
鰻照り焼き 出汁巻 京芋昆布巻き 紫蘇めかぶ 柴漬け 牛蒡 鯛塩辛 自家製明太子
●旬菜
‐京鴨つみれ&たっぷり木の子 極上吉野葛仕立て‐ 5種の野菜ひろうす(飛龍頭) 絹ごし豆腐 笹葱 生姜 占地 舞茸 柳松茸 山茶茸 白木茸
●御飯
白米
●漬物
盛合せ
●甘味
デザート

一人 2,950円(税サ込)※平日限定
2017年12月29日(金)まで

“駿河前鮨”で、新鮮な魚介を堪能

また、豊饒の海・駿河湾でとれた海の幸をふんだんに使った、「駿河前」の寿司を堪能できる寿司処も見逃せない。

須崎の金目鯛、焼津の太刀魚、沼津のノドグロやホウボウなど、その季節ならではの極上素材に加え、流れの速い磯で育ったボタンエビ、赤座エビなど、駿河湾ならではのネタも楽しめる。

寿司処は落ち着いた雰囲気のカウンター。ホテルに宿泊して、昼は日本料理の御膳を、夜は寿司と、時間を変えてぜひふたつの美食体験をしてみては。