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定食王が今日も行く!
日本を発つ前に、帰国後に食べたい!空港定食の世界
大人気連載「定食のススメ」のスペシャル企画の第2回! 今回は旅行シーズンの今だからこそ海外に行く前に、もしくは帰国直後に食べて癒やされる日本の味、空港でいただける定食にクローズアップ。成田、羽田、関空それぞれの空の玄関口で食べるべきニッポンのバランスミール、定食の魅力を定食王が語ります。
日本食を欲したら豪華絢爛なファーストクラス御膳を!:「gihey」(成田空港)
京都祇園を本店とするお米の専門店「八代目儀兵衛」が手がける和食店「gihey」の「ファーストクラス御膳」。「五つ星お米マイスター」が日本各地から厳選したお米をさらに厳選に厳選を重ねて独自にブレンドしている。常に炊きたてが食べられるようにこまめに炊き上げた白飯は、「白さ、つや、香り、甘さ、喉越し、食感、粘り」が堪能できるまさに「ファーストクラス」な一椀だ。おかずにも華やかなメンツが揃う。揚げたての天ぷら、焼いた塩鮭、いくら、豚の角煮、茶碗蒸し、お吸い物、ほうれん草と湯葉の煮浸しなど、まさに「ファーストクラス」な豪華さだ。エコノミーでの出張帰りでも、ちょっとアップグレードした気分で帰路につけること間違いなし。
「九種のおばんざい」と天ぷらが目にも舌にもおいしい京都風!:「百膳」(羽田空港)
「つるとんたん」などを手がけるカトープレジャーによる、京都のおばんざいをテーマにした和食居酒屋。純銅製の羽釜で炊き上げた古式精米製法の隅田屋米に合う九種の季節のおばんざいに、天ぷらという一汁十菜定食。おばんざいはおしんこ、おぼろ豆腐、煮物、お刺身、煮こごり、うなぎの皮焼き、牛しぐれ、玉子焼き、おから牛肉コロッケなど。彩り豊かな、季節の食材にひと手間かけたおばんざいが「日本に生まれてよかったー!」と思わせる。長めの海外滞在からの帰国後、優しい薄味が恋しくなったらぜひ立ち寄ってほしい。
お袋の味がすべて揃う!食べたいものを選べる“カスタマイズ定食”:「関空食堂」(関西国際空港)
関西空港の最強定食スポットは、「まいどおおきに食堂」という名前のついた「関空食堂」だ。1947年から食堂を運営するフジオフードシステムによる食堂。食べたいおかずを自由に組み合わせられるカスタマイズ定食だ。ご飯は釜炊きで玉子焼きなども人気だそう。焼き魚には鯖、鮭、さんま。煮物には肉じゃが、すき焼き、鯖の味噌煮。揚げ物はコロッケ、アジフライ、トンカツ、唐揚げなど、とにかくおかずのバリエーションが幅広く最強なのだ。ご飯のお供の明太子や海苔、小鉢類もきんぴら、ほうれん草のおひたし、ひじきなどあらゆるメニューが揃う最強の食堂だ。あらゆるタイプの「あれが食べたい」という衝動に応えてくれる懐の深い食堂だ。