定食王が今日も行く!Vol.68
古代魚が究極の写真映え! 銀座でプチ贅沢ランチならここ
1億年前から生息する深海魚、金目鯛を
余すところなく食べられる専門店
高級魚として特に冬の時期には珍重される金目鯛。鯛という名がつくが、鯛の仲間ではない。キンメダイ目キンメダイ科という分類をされる深海魚だ。実は1億年以上前から生息する古代魚でもある。もっとも原始的と言われるイワシ類が、地球上に姿を現したのは約2,000万年前と言われている。金目鯛は、そのはるか昔、約1億年前の白亜紀に出現したと言われている。
そんな金目鯛のフルコースを提供する専門店が東急プラザ銀座内にある。「地きんめ鯛専門 銀座 はなたれ」だ。
ランチの名物は地きんめを刺身、そぼろでいただける「地きんめ飯し 定食」(2,600円)だ。何と言ってもその見た目が写真映えすると、話題を集めているという。
究極の写真映えメニュー
必撮! 地きんめ飯の定食
ランチタイムはかなりの行列だ。金目鯛は「深海の赤い宝石」と珍重されているが、その中でも高品質な銚子産のものを独自のルートで確保し、朝取れのものを仕入れているという。
こちらが主役となる地きんめ飯だ。両脇には地きんめ鯛刺身の美しいピンク色のカーペット、そして中央にはなんと金目鯛の煮付けそぼろのランウェイが。中央にインスタ映えに必須の卵黄が3つ並んで闊歩して、視線を浴びている。これは撮影せずにいられない、まさに“必撮”の一品だ。卵黄は3つまで好きな数を選べるのもうれしい。
最初は刺身、そぼろなどをそれぞれ個別に味わいながら、徐々に混ぜていく。そして味変ポイントとして、薬味と特製胡麻だれを混ぜることで、ぷりぷりの刺身とトロッと溶けた卵の全てが口の中で一つになる。
最後は、出汁をかけてお茶漬けにしてしめる。金目鯛のピンクカーペットで、七変化を楽しんでフィナーレを遂げる。深海の赤い宝石の多彩な輝きを結集したショーだった。
きんめの煮込み、塩焼き
しゃぶしゃぶと新鮮な海鮮を
地きんめ飯以外にも、素材の味を引き立てるシンプルな塩焼きや、脂の含有量の多いとろ地きんめ鯛を、贅沢に使用した煮込みの定食も!
金目鯛だけではなく、他の海鮮をトッピングした「海鮮!地きんめ飯し」(2,000円)も必食だ。
夜のメニューでは、4種類の地きんめ鯛の食べ比べや、しゃぶしゃぶ、塩焼きなど、昼とは異なる食べ方でその魅力を存分に発揮。また秘伝の出汁を使った海おでん、また厳選した日本酒や焼酎などと合わせて、赤い宝石の夜の顔もぜひ楽しんでほしい。
※価格は税別