秋葉原駅から徒歩8分。洒落た料理なぞ到底ありつけそうにない昔ながらのオフィス街の中に、フレンチレストラン「Champ Divin 3331(シャン ディヴァン 3331)」が今年6月にグランドオープンを果たした。

活きつぶ貝のコンフィ 胡瓜のクーリ 魚醤でマリネしたセロリとパルメザンチップス、バニラの香り

 

フレンチを掲げているにもかかわらず、Instagram(@champdivin3331)では頻繁に日本酒の写真を投稿している同店は、“神田フレンチ”がコンセプト。日本各地の旬の素材を用いて、フランス料理の技術をベースにし、下町らしさのある真っ直ぐな素材感や粋な組合せを表現した料理の数々を提供している。

フレンチだけど、「日本酒ナイト」開催します!

そんな「Champ Divin 3331」で、このたび「日本酒ナイト」が11月11日(土)に開催される。2回目となるこちらのイベントの特色は、好きな日本酒を持ち寄り、それを参加者同士で分け合いながら飲むというもの。どんな日本酒に出合えるか、当日まで分からないというのが醍醐味だ。

「Champ Divin 3331」店長の竹田嵩利さん

 

「日本酒ナイト」の始まりは、店長の竹田嵩利さんが以前勤めていた、今はなき神田の人気店「OnEdrop cafe.(ワンドロップカフェ)」から。「OnEdrop cafe.」の当時の店主・小松俊之さんが、「日本酒好きが気軽に集まれる堅苦しくないイベントを開催したい」という思いから始まった。

 

記念すべき第1回は30人ほどが集まり、「みな自慢の酒を持ち寄ったが銘柄が被ることが全くなく、日本酒ナイトの面白さや可能性を感じた」という。そこから輪が拡大し、全56回も開催される大人気イベントに成長していった。

「日本酒ナイト」発起人である小松俊之さん

 

建物の老朽化により「OnEdrop cafe.」は2016年に惜しまれつつも閉店したが、「Champ Divin 3331」の竹田さんによって「日本酒ナイト」は受け継がれ、再び開催されるようになったというわけだ。

シェフ特製のアテが盛りだくさん!

料理はイメージです(写真は日本酒ナイト第1回のもの)

 

料理を振る舞うのは、「レストラン サイタブリア」や「ジョンティ・アッシュ」で研鑽を積んできたシェフの山口 瑛さん。

 

第2回は「〜秋の味覚・大感謝祭〜」をテーマに、旬の海の幸、山の幸を使った日本酒に合う料理を提供予定だ。和食・洋食を交えた通常メニューでは出合えないこの日だけの特別メニューが登場する。

料理はイメージです(写真は日本酒ナイト第1回のもの)

ギャラリー併設だから、アートな一日だって過ごせる!

たくさんのギャラリーやワークショップなどを展開する文化施設「アーツ千代田3331」の中にあるので、芸術の秋を楽しんでから参加するのも良いだろう。店内にもポップなアート作品が飾られている。

日本酒に詳しくないが参加してみたいという方は、参加費をプラスすれば日本酒の持ち込みなしでも参加できる。その場合は日本酒を持ってきていただいた方への感謝の気持ちを忘れずにご参加を!

 

「第弐回日本酒ナイト@3331〜秋の味覚・大感謝祭〜」

◆日時:2017年11月11日(土)開場19:00 乾杯20:00 終了24:00予定

◆参加料金:日本酒持ち込み有り4000円、持ち込み無し6000円 ※それぞれ食事付き ※日本酒以外のドリンクは有料

◆定員:40名

◆参加条件:日本酒を持ち込む方は、自分が飲みたい又は人に飲ませたいとっておきの日本酒4合瓶1本以上をお持ちください。一升瓶や複数本の持込歓迎。

◆参加方法:

・info-cd@3331.kitchen にメール(名前、人数、連絡先を明記)

・Facebook内のChamp Divin3331ページからエントリー

https://www.facebook.com/champdivin3331/
・営業時間内に電話03-6803-0263か直接店頭でスタッフにエントリー

 

 

写真・文:平石紗代(食べログマガジン編集部)