〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

KOMB(東京・神楽坂)

写真:お店から

2022年3月に神楽坂の路地裏にオープンした「KOMB」は、懐石料理と家庭料理の間のようなコースが特徴の和食店です。料理人で店主の原田アンナベル聖子氏は慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、神楽坂「懐石 小室」に入社。その後独立し、季節の食材を用いた企業向けの弁当や出張料理を提供するほか、少人数制の料理教室を運営していました。「虎屋」に飲食コンサルティングとして関わったのちに入社し、食事メニューの開発をはじめ、スタッフの育成など様々な仕事を経て、「自分の店を持ちたい」と、和食レストラン兼アトリエとして同店を開きました。

素材の声に耳を傾け、その個性を損なうことなく、おいしさを最大限引き出した料理を、一般的な和食・懐石料理より手頃な価格で食べられます。落ち着いたカウンターで、旬の食材の香りや変化していく食材の表情を楽しめるのもいいですね。

写真:お店から

メニューは、「昼のコース」(6,600円)、「夜のコース」(8,800円)のみですが、7月からは昼のコースも夜と同じ内容、価格に変更するそうです。コース内容は月に1回替わります。 弁当は10個以上から注文可能で、「焼売弁当」(1,650円)、「季節のお弁当」(1,980円)のほか、ケータリングは1人3,300円から対応しています。料理教室(10,000円)も事前予約制で月数回、開いているそうですよ。

基本は金、土、日の営業ですが、6人以上の貸し切りであれば、通常営業外の曜日も予約可能です。

食べログレビュアーのコメント

スタープラチナ・ザ・ワールド
出典:スタープラチナ・ザ・ワールドさん

『最初は新蓮根の飛龍頭、えびの餡かけ。飛龍頭が大きくふわふわに対して蓮根食感が素晴らしい♪
前菜はメニューに書いてあるよりも多種類でして、幸せな気分に。
ふきも絶妙の味わいでしたし、私が山椒、木の実が好きなので、それらを多用するこちらのお店との相性が良かったのかもしれません。
胡麻豆腐はそら豆とグリーンピースのすりながしが添えられて。
アスパラの木の芽和えは、言わずもがな…日本酒が進んでしまいますね~。
焼売が出てきたのは、このタイミング、皮のもちっとした感じや肉汁の出方等、本場の焼売だ!複数個食べても良かったかな。
焼売を調理しているときには焼売ソング(勝手に名付けました)が流れ始めますので、気にしてみてください(笑)
煙モクモクに店内がなりますが、炭火で焼く鴨ロースは絶品、オンザライスしたくなりますよ。
貝と初夏の野菜をしゃぶしゃぶしてくださり、大根おろしでいただきます。
貝の種類が足りなくなるというハプニングから、我々は口子をサービスしていただきました!むしろラッキーだったな!
最後は豆ごはん、鯛とスズキが入っていますが、主役は豆。
土鍋で炊いてありますので、お代わりの際にはおこげも楽しむことができました。

お二人でされているので、時間はかかります。
お二人でされていることだけが理由ではなく、一つ一つ手をかけて丁寧に食事を作られているんです。
なので、高級食材が並び立つ和食とは一線を画しますが、出汁が美味しく、しみじみほっとする和食のコースとなっています。

1万円アンダーでこのコースが食べられるのは、奇跡的かも!季節毎にお伺いしたい和食の新名店です!』(スタープラチナ・ザ・ワールドさん)

tomokovsky tokyo
出典:tomokovsky tokyoさん

『特筆すべきは京都の筍と牛肉、花山椒の鍋。絶品でした。濃そうに見える出汁は期待を裏切る程の優しい上品なお味。飲み干してしまいました。
筍の美味しさや強さ、風味、テキスチャーがここまで上手く引き出された筍はなかなか無いのでは♪

山菜それぞれの滋味もしっかりと堪能、
炭火で丁寧に焼かれた鱸、鱸の肝、いわしのつみれ、
最後のお漬物までとても美味しかった!
有田焼も個人的にはとても和みます。

因みにデザートは別注文。

また伺いたいと思います^_^ご馳走様でした。』(tomokovsky tokyoさん)

※価格は税込。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤 明日香