これも外せない、お酒のための焼菓子とおつまみ

可愛い名前で大人の味わい「ビスケ」がクラフトビールに合う!

「ビスケ」 各種1袋500円。通販優先のため、店頭にあれば購入可

次なる佐藤さんのおすすめも、オリジナル焼菓子の中からの一品「ビスケ」各種。ほんのり甘みのあるもの、塩味でスパイシーなものなど毎月の頒布会から生まれた色々な味があり、どれも大人のうまさだ。澤井さんが「これ、クラフトビールが飲みたくなっちゃう味なんですよ」と、「HOP KOTAN」(上富良野町)、「ノースアイランドビール」(江別市)の2種を合わせてくれた。

 

佐藤 潮さん

塩こんぶと白炒りごま、にんじんとクミンなど月替わりでいろんな味があり、お菓子であまり使われない素材を多用しているところが面白い! サクッとしてからホロリと崩れる素朴な食感です。

スパイスで味変させるタレがたまらない! せいろ蒸し野菜

「せいろ蒸し野菜」 1,000円~と南半球のワイン

佐藤さんが「野菜の自然な味を引き立ててくれるんですよね。これは白ワインが合うかな?」というメニューが「せいろ蒸し野菜」。その日の野菜を客に合わせた量と種類で蒸し上げる。つけだれには最近ブームのスパイス、デュカも添えてくれるのだが、これがまた、こだわりが詰まったオリジナルブレンド。澤井さんは「日本酒もいいですよ〜」とのこと。どちらも試したい!

 

佐藤潮さん

我が家にも常備している調味料、自家製デュカが味の決め手。刻んだピスタチオ入りで贅沢な香りがします。オリーブオイルとの相性も最高!

食後酒まで飲み尽くしたくなる「飲み屋のバスチー」

「飲み屋のバスチー」 500円 ※不定期で製造

「ペルプネ」の夜も更けて、そろそろ締めの甘味が欲しくなる。そこで佐藤さんが「酒好きにこそ味わってほしいお菓子」と言い切るのがこの、濃厚なバスク風チーズケーキだ。カフェでいただくチーズケーキは生クリームやフルーツで仕上げが施されていたりするものだが、ここはバー。小麦粉なし、チーズたっぷりの重めの配合で、赤ワインやリキュールをもう一杯、となりそうだ。

 

佐藤潮さん

チーズが凝縮された味わいが〆にぴったり。なんですが、赤ワインとも相性が良く、また飲み始めてしまうことに……。

マイペースすぎるほどなのに、熱いファンを持つ「ペルプネ」。不思議な魅力は、たぶん澤井さんの味の世界を共有する面白さだ。「気の合うお客様と、相対(あいたい)でつくってきたようなお店です。まるで小旅行のような不便な場所で、飲むなら電車でしか来られない。それでも来てくださるような方が、私のお客様なんです」と澤井さん。興味を持った人は、一度澤井さんへ相談してみてほしい。

※価格はすべて税込

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認ください。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※本記事は取材日(2021年11月26日)時点の情報をもとに作成しています。

撮影:津田明生子

文:深江園子、食べログマガジン編集部