焼きふぐからピザまで! 柏原さんイチ押しのメニュー

お店を訪れたらまず食べてほしいと柏原さんがおすすめする「おまかせコース」の中の「焼きふぐ」「唐揚げ」と、おつまみにぴったりなアラカルトの「真子のピザ」をご紹介!

とらふぐ尽くし! 2時間8品の「おまかせコース」

コースならば部位や調理の仕方で変わるとらふぐのおいしさを満喫できる

8品9,900円のおまかせコースは、「てっさ」や「焼きふぐ」「お鍋」に締めの「雑炊」まで付いた、とらふぐを味わい尽くす大満足の内容。部位ごとの味わい・食感の違いや、焼き・茹で・揚げなど調理法の違いを食べ比べられるので、初めて訪れる際はぜひとも頼んでほしい。

 

柏原光太郎さん

まずはコースを召し上がって、大きいサイズのふぐのおいしさを堪能してほしい。関西がふぐを珍重する理由がわかると思う。

3種の部位の違いをダイレクトに楽しむ「焼きふぐ」

写真左からヒレ肉、身皮、遠江。「焼きふぐ」単品2,900円は塩だれ・醤油だれの2種類から選べる

とらふぐの3種の部位を焼きで楽しめる「焼きふぐ」。一匹から1〜2枚しか取れない赤身と白身が一枚になった「ヒレ肉」と呼んでいる部位と、身と皮の間にある粘膜質の薄皮「身皮(みかわ)」、ぶりんとした弾力のある中間層の皮「遠江(とおとうみ)」を、ゲストの目の前で焼いてくれる。

 

柏原光太郎さん

加熱したふぐの、刺身とは違う味を楽しめる。

ヒレ肉

ふぐ自体に味付けはされているが、ふぐのエキスを使った塩だれが付いてくるので、途中で味変しても◎。

 

柏原光太郎さん

塩だれ、醤油だれとあるので、まずはどちらも試して好みの味をみつけてほしい。加熱の時間によってふぐの旨さが変化するので、それも楽しんで。

※コースで出てくる「焼きふぐ」は塩だれのみだが、醤油だれの追加注文も可能。

鶏の唐揚げよりおいしい!? とらふぐの「唐揚げ」

「唐揚げ」単品1,200円

ふっくらとした弾力とジューシーさがありながら、それでいて重たくないのがとらふぐの唐揚げ。七味とスパイス2種を合わせた“九味”に、酒、みりん、醤油、すだち酢を使うことで、辛さと爽やかさを出している。日によって部位が変わるため、それもまた楽しみの一つに。

 

柏原光太郎さん

唐揚げは鶏が一番だと思っている若い食いしん坊にぜひ、ここのふぐの唐揚げを食べてもらいたい。

ついつい、つまみたくなる「真子のピザ」

「真子のピザ」1,700円

アラカルトのひと品、真子のピザは石川県の郷土料理である真子(卵巣)のぬか漬けと、チェダーなど4種のチーズを使った珍しい料理。真子のプチプチとした歯ざわりと、ぬか漬けの塩気がおつまみにちょうど良い。

 

柏原光太郎さん

オーソドックスなふぐ料理だけではなく、こんな変化球もおいしい。カウンターでワインを飲みながらどうぞ。

勢いは留まらず、2店舗目、3店舗目もオープン!

ご紹介したほかにも、柏原さんが太鼓判を押す季節限定の白子や、春巻きや寿司など、多彩なふぐ料理が登場するふぐ倶楽部 miyawaki。

人気ぶりは上り調子で、築地の古民家を改装した、会食にも利用できる2店舗目「ふぐ倶楽部 miyawaki 別邸」が10月11日にオープン。3店舗目のスタンディングバー「築地長屋6-7-7」も10月下旬とオープンが迫っている。

それぞれコンセプトの異なる店だが、これからもふぐの楽しみ方の幅を拡大し続けてくれることは間違いないだろう。

※価格はすべて税込・サービス料別です。

※本記事は取材日(2021年10月5日)時点の情報をもとに作成しています。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※新型コロナウイルス感染拡大を受けて、一部地域で飲食店に営業自粛・時間短縮要請が出ています。各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いします。

撮影:飯貝拓司
文:平石紗代・食べログマガジン編集部