パン好きの行き着く先はハード系?

早朝から長蛇の列となるブーランジュリー(フランス語で「パン屋」の意味)も増え、パン好き人口が着々と増えつつある昨今。そんな中、パン好きさんの口から必ずといっていいほど耳にするのが、「ハード系」なるパン用語。いわゆるフランスパンやドイツパンのように生地の硬いパンを「ハード系」、クリームパンやロールパンのようにやわらかい生地のパンを「ソフト系」と呼びます。そんな、パン好きの皆さんが休日返上で通う、北は北海道から南は沖縄まで、ハード系パンを得意とする注目店を紹介します!

地元の小麦を使い手造りの石窯で焼く。注目のベーカリー「カフェ ストウヴ」(北海道)

出典:ハゲちるどれんさん

 

地元、北海道・美唄市で作られた小麦を石臼で挽いた地粉を使い、手造りの石窯でパンを焼く、2017年4月オープンの注目のベーカリーカフェ。ハードな外面と、もっちりとした内面のハード系パンは、「毎日食べたい味」と評判を呼び、土日は売り切れ続出となるほど人気のお店なのです。ハード系パンはもちろん、地元で採れた新鮮な野菜を挟んだサンドイッチなども必食です!

大食い魔女が営む天然酵母の本格派「カンパーニュ」(岩手県)

出典:フィンクスさん

 

「カンパーニュ」とは、フランスパンの一種で、フランス語で「田舎パン」を意味します。そんなパンの名前を看板にしたこちらには、天然酵母で作られた本格派カンパーニュがたくさん揃っており、ハード系パン好きの間で一目置かれる存在なのです。また、店主を務めるのは、大食い魔女として知られる菅原初代さん。食べることに対して飽くなき探究心を抱く店主ならでは、ひとつひとつのパンがボリューム満点なのも魅惑です。

車で行く価値アリ。知る人ぞ知る名店「かいじゅう屋」(東京都)

 

出典:ガレットブルトンヌさん

 

週3日、一日3時間限りの開店にもかかわらず売り切れ続出という、幻のブーランジュリーとして東京・目白で約10年間人気を集めたお店が、立川市に移転オープン。レトロな雰囲気の木のショーケースには、「フランスチーズパン」など、噛みごたえハードなパンから、「マフィン」などのソフト系までラインナップ。営業時間は週数日だけという難易度も魅力に変わる、稀有な名店です。

青いペンギンが目印!アーティスティックなビジュアルが話題「ブルー ペンギン ベーカーズ」(岐阜県)

出典:ぽまーずさん

 

全国的に有名なベーカリーが多くある街・高山市で注目したいのが、地元民が通い詰めるお店として話題のこちら。店名でもある青いペンギンをあしらったパッケージ、白と青を基調とした外観がお洒落なことでも人気を集めています。ハード系パンの中でも水分量が高く、もちっとした食感が魅力の「リュスティック」が美味しいのも、パン好きさんにとって高ポイントの理由。午後には売り切れとなるパンも多く、早めの時間に買いに行くのがオススメです。

沖縄で美味しいハード系パンといえばココ「内田製パン 」 (沖縄県)

沖縄県の市街地から離れた住宅地にあるにもかかわらず、「ここのパンを買うために沖縄に来た」という旅行者が絶えない人気店。自家酵母で作られたパンはハード系を中心に、定番のクロワッサンやメロンパンなど、たくさんの種類が揃っています。値段も100円台のパンも多く、全体的にリーズナブルなため、色んな種類のパンを楽しめるのも嬉しいですね。

売り切れ続出!ハード系パンは午前中に限る

全国各地にあるハード系パンが美味しいベーカリー。その、どのお店にも共通するのは、売り切れ続出の人気店ということ。せっかくパンを求めて全国へ出向くのなら、午前中に買いに行くことを鉄則に、ハード系パンの美味しさを噛み締めましょう!