好きなチョコにディップが楽しい、アイスクリーム

久遠チョコレートは、アイスクリームもおすすめ。「コールド・ストーン・クリーマリー」とコラボしていて、好きなアイスバーとチョコを選んでディップできるんです! 私はチョコミントのアイスバーに、ミルクチョコをチョイス。

チョコレートがアイスで冷えてパリパリに! このおいしさと楽しい食感をぜひ体験してください。

地域の特産品をチョコに

久遠チョコレートは、積極的に地域の特産品を使っています。豊橋本店には、しんしろ茶や、柿を使ったテリーヌが並んでいました。

鹿児島の「小みかん」、長崎では島原の「桑茶」、新潟の雪室で熟成させた「珈琲」など、日本各地の食材に光を当てています。

新たな取り組み「パウダーラボ」がオープン

さらに新たな取り組みとして、6月21日、豊橋市内にラボがオープンしました。その名も「QUON chocolate パウダーラボ」。生活介護を必要とする重度の障害を持つ人たちが、お茶や、廃棄される果実や野菜をパウダーにします。

仕事は、素材を機械や石臼で粉砕したり、ドライフルーツをカットしたりすることなど。「月額数千円とされる、重度障害のみんなの給与を月給5万円以上にコミットする場、みんなの尊厳ある働く場」として始まった新しいラボは、豊橋を皮切りに、今後、国内5拠点の展開が予定されています。

パウダーラボで働く仲間たちは「バディ」と呼ばれています 写真:久遠チョコレート

「壊すのは大得意な方々が多いんですよ。昨日は、京番茶を一日で5キロもパウダーにしちゃいました」と夏目さん。現在17名が仕事をしています。

みんなカラフル、多彩

知的障害を持っていた山下清画伯とのコラボレーションパッケージ

温度を測る、溶かす、切る、箱を組み立てる。それぞれの工程を得意な人が受け持ちます。豊橋のラボでは、スタッフのみなさんが各自の仕事に責任と誇りを持ち、イキイキしているように見えました。

「ここに集まる人はカラフル、凸凹で多彩です。働きたいという意欲がある、よい方が集まってくれる。『ありがたい』と感謝しながら働いてくれて、まわりにいい影響を与えてくれるんです」(夏目さん)

久遠チョコレートのショップや工房は、床やインテリアも自然な凸凹、私はそれを心地よく感じました。「節が多いなどの理由で廃材となる木を使っています。見た目をおしゃれに仕上げようと、力んで作ったわけではないんです。味わい深いですよね」(夏目さん)

次々と生まれる新しいチョコレート、元気や笑顔が生まれる取り組みが、これからも楽しみです。

※価格はすべて税込です。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※新型コロナウイルス感染拡大を受けて、一部地域で飲食店に営業自粛・時間短縮要請が出ています。各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いします。

取材・文・撮影:市川歩美