【第2週のカレーとスパイス】カレー・激辛・麺が全部楽しめる! 真っ赤っ赤が食欲掻き立てるまぜそば新店がオープン「辛麺サソリ」

今回ご紹介するのは、スパイスを使ったまぜそば。場所は東武東上線・上板橋駅近く。昨年僕がその味に感動し、通いまくるも残念ながら閉店してしまった「スパイスフォース」の跡地にできた「辛麺サソリ」をご紹介します。

こちらのお店を手掛けるのは同じ建物の2階にある焼肉専門店「ギュービッグ」や、上板橋駅前にあるグルメバーガー専門店「ハングリーヘブン」を運営する会社。ちなみに「スパイスフォース」もそうでした。どのお店もおいしいので安心ですし、新店にも期待が高まります。

店構えも店内もサソリを基調とし、ヘヴィーメタル感のある雰囲気。店内のBGMもヘヴィーメタルやハードコア系のラウドミュージックがかかり、店員さんもメタルTシャツのようなデザインの店舗オリジナルTシャツを着ていて、ラウドミュージック好きとしてはいやが上にもテンションが上がる雰囲気です。

辛麺と題されたスパイスまぜそばは、極太麺と辛口の肉餡を合わせ、少量のスープと共に混ぜて食べるもの。種類は現時点で5種類。「紅の豚バラ」1,250円はスタンダードな辛麺に旨辛豚バラもやしをトッピングしたもの。見ての通り真っ赤っ赤!

「紅の豚バラ」

激辛をイメージするかもしれませんが、この唐辛子自体は辛味が強すぎるものではなく、どちらかというと香りのしっかりする唐辛子なせいか、食べてみると意外とすいすいいけちゃう刺激感です。辛いのはもちろん辛いのですが、痛いだけではなく、辛いからこそおいしいと思えるような辛さであり、お店の「旨辛」という表現がぴったりくる感じでした。

唐辛子の使い方が上手なのも当然。こちらのシェフ、実は先述したスパイスフォースのシェフだった方。となると、当然カレー味のまぜそばもあるわけです。

「蠍鬼魔咖喱混蕎麦Ver.01」(サソリキーマカリーまぜそば)

「蠍鬼魔咖喱混蕎麦Ver.01」1,200円は肉餡がスパイスによってキーマカレーに変身したもの。まわりを彩るトッピングもパクチー、レモン、チーズなど、カレーとの相性が良いものばかりです。これも混ぜて食べてみると確かにまぜそばであり、確かにカレーです。

まぜそばのお店でカレー味のものも時折見受けますが、多くのお店はカレー粉を加えただけだったりします。それはそれでおいしいので僕も好きなのですが、こちらのお店のシェフはカレー作りも熟知している方ですので、カレー粉ではないオリジナル調合のスパイスでオンリーワンのカレーまぜそばとなっているわけです。素晴らしい!

卓上のスパイスで自分好みに味変可能。ブラックペッパーを加えるとさらに好みの味になりました。

「謎メシ」

麺を食べ終わった後に「謎メシ」50円を入れるのがおすすめとあったのですが、この謎メシ、キーマカリーには最初から合わせて食べるのも良いということで、先に出してもらいました。

ただのご飯ではなく、インドの高級香り米であるバスマティライスにスパイスをブレンドしたスパイスライス。そしてこれ、スパイスフォースのカレーライスのライスなんですよ。スパイスフォースファンとしてもうれしくなってしまいました。

せっかくなので食べ終わって丼に投入するのではなく、キーマをご飯にのせてキーマカレーミニ丼的にして食べてみれば、一度で二度おいしくてお得な気分になりました。

シェフによればキーマカレーご飯的なメニューも準備中とのこと。そして、蠍鬼魔咖喱混蕎麦にVer.01とあえてつけてあるのは、Ver.02、03と続けて新しいものを出していくつもりだからとのことです。ということはつまり、今後カレーメニューも増える可能性が高いということ。カレーマニアとしてもうれしい限りです。

激辛好き、まぜそば好き、そしてカレー好き、全ての人にとってうれしいお店の誕生です。まだ開店したばかりでメニューも随時バージョンアップしていく予定ということなので、SNSをチェックして行ってみてください。

ちなみにスパイスフォースですが、現在新たな場所での復活を目指して物件探しが始まっているそうです!それまではこちらのカレーまぜそばを食べて待つとしましょう!

※価格はすべて税込

※本記事は取材日(2021年3月2日)時点の情報をもとに作成しています。