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『崖の上のポニョ』が、“桃の上”にやってきた!
「ポニョ、そーすけのこと、すきー!」の台詞でお馴染みのジブリ作品『崖の上のポニョ』の主人公・ポニョが、なんと、「桃の上のポニョ」として、2017年8月19日に東京・世田谷代田に誕生しました。
このとてつもなく可愛いスイーツを作り出したのは、いきものゴハンの記事でも紹介した、「白髭のシュークリーム工房」。これは見逃せない! ということで早速ポニョに会いに行ってきました。そして、謎に包まれた「桃の上のポニョ」の実態に迫ります。
【ポニョ情報その1】ポニョは白玉でできている
店頭には、オーナーの白髭さん直筆の解説図が置いてあります。ポニョは白玉粉でできており、ポニョを支える土台は、上から、白桃とレモンのゼリー、フレッシュな白桃、ミルクプリン、白桃ゼリー、すももゼリーの層で作られています。また、ポニョの体の色は、植物を使用した天然着色料で色付けされており、髪の毛はココア、黒目はブラックココアの粉末を混ぜて作られているという安心の手作り白玉。
「茹でる時、ポニョたちがお湯の中を泳いでいるようで可愛いですよ(笑)」と話すのは、オーナーの白髭さん。想像しただけで頬が緩んでしまいます。
写真は、開発段階中のポニョたち。大きいポニョや小さいポニョなど、色んな形を経て、桃の上のポニョが生まれたんですね。
【ポニョ情報その2】毎週土日、一日40個の限定販売。一人、2個まで購入可能
「桃の上のポニョ」(600円)は全て手作りのため、製造できる数に限りがあります。そのため、購入することができるのは、一人につき2個まで。販売は毎週土・日曜のみ、各日40個限定です(予約不可)。販売初日は3時間半くらいで完売したとのことなので、時間に余裕をもってお店に行きましょう。
【ポニョ情報その3】販売期間は9月上旬頃までの予定
フレッシュな生の桃を使用しているため、販売期間は桃の採れる時期まで(9月上旬頃の見込み)の限定。そのフレッシュな白桃、濃厚なミルクプリン、甘い白桃ゼリー、甘酸っぱいすももゼリーが織りなすカルテットは、なんとも口福な味。
【ポニョ情報その4】皿の上のポニョ状態にしてあげると食べやすい
ここで、白髭さんによる食べ方指南。いざ食べようとすると、ポニョがプルプルのゼリーの上を泳いでしまうので、「一旦外に出してから食べたほうがいいですよ」とのこと。お皿の上のポニョもまた、たまらなくキュートです。
そもそも何故、「桃の上のポニョ」が生まれたのか、白髭さんに質問してみました。
白髭さん(以下、白髭) : 夏だし、暑いですから、涼しげな新製品を作りたいなと思って、「桃の上のポニョ」が生まれました。
こちらも開発段階中の、お玉の上のポニョ。この写真を見たスタッフの皆さんたちの口からは、思わず「可愛い〜」という歓声があがったそうです。
――「桃の上のポニョ」の他には、どんなメニュー候補が挙がっていたんですか?
白髭:『千と千尋の神隠し』に出てくる「カオナシ」が人気ということで考えてみたんですが、製造器具から作らなきゃいけないので難しいんですよね。あとは個人的にはずっと、『となりのトトロ』の「ネコバス」のエクレアが作りたいなぁと思ったり。
――確かにネコバスの形ってエクレアに似てますね!
白髭:そうなんですよ。あとは、昔からずっと作りたいって言っているのが「トトロ」のアップルパイです。仰向けで寝そべっているトトロのお腹の上に「めいちゃん」が乗っているシーンの。実はめいちゃんの形の砂糖菓子(写真下)を職人さんに作ってもらったんですが、まだアップルパイが完成に至らず……。でもいつか、必ず販売したいと思っています。
トトロのお腹の上に乗る日を待ちわびる、めいちゃん。
想像しただけで悶えるほど可愛い未来の新作スイーツを食べられる日が待ち遠しいですね。
「桃の上のポニョ」を食べたい人は、お店へGO!
毎週土・日限定、桃の美味しい時期までの期間限定発売の貴重な「桃の上のポニョ」が絶対に食べたい! という人は是非、お店まで足を運んでみてください。