〈今夜の自腹飯〉

予算内でおいしいものが食べたい!
食材の高騰などで、外食の価格は年々あがっている。一人30,000円以上の寿司やフレンチもどんどん増えているが、毎月行くのは厳しい。デートや仲間の集まりで「おいしいものを食べたいとき」に使える、ハイコスパなお店とは?

TaKe|東京・代官山


店は通りからまったく見えないところにあり、宣伝もせず雑誌やWEB掲載もほぼ無し。ところが開店後、間も無く予約困難になった「TaKe」。なぜ? どうして? 行った者だけがわかる、その秘密を教えましょう!

人気の秘密その1:タケさんの家に招かれたような居心地の良さ

見つけたときにはちょっとうれしくなります

看板がないとか、隠れ家とか、場所がわかりづらいのは人気店になる理由のひとつではありますが、代官山にある「TaKe」も相当な隠れ具合です。代官山駅北改札口を出て徒歩3分ほどなのに、地図の示す場所にその姿形はどこにも見当たりません。

辺りを見渡すと足元に小さな看板を発見! 矢印の方向はまさかの細い私道で、入って覗いてみてもレストランらしき気配はありません。でも、ここで諦めずに奥まで進むと、ありました! 1軒だけ温かな灯りが点いている店が!

1階はカウンターのみ

場所はわかりづらいのですが、店の中からは“Welcomeモード”が醸し出され、初めてでも入りやすい空気感があります。いざ入ってみるとカウンター8席とスタンディングスペース(現在は6席まで)があり、オーナーシェフのタケさんこと大上武紘さんと奥さまの亜希子さんが笑顔で迎えてくれます。

木製のハイチェアーは座面が広く、ちょうど良い位置に足の置き場があり、腕をおいて疲れないテーブルの高さとのバランスもベスト。オープンキッチンではありますが、調理テーブルは低いのでおいしい匂いと音だけを感じられるのも良いのです。

ゆったり落ち着ける2階の個室

2階は1日1組(2名〜6名)までの個室になっており、記念日などの特別な日やグループに対応しています。

共通して言えるのはとにかく居心地が良いこと。まるでタケさんという友人の家に招かれたような、いつまでも居たくなる、そんな雰囲気なのです。