〈絶対ハズさない!ホテルの味〉

今⼀番オススメなホテルの楽しみ⽅を、グルメジャーナリスト東⿓さんがご紹介! 今回は、オープンしたばかりの話題のホテルについてお届けします。

Vol.10 注目ホテル「フォーシーズンズホテル東京大手町」がニューオープン!

エレベーターを降りると、パノラマビューと水を讃えたロビーが現れる(写真:フォーシーズンズホテル東京大手町)

2020年9月1日に「フォーシーズンズホテル東京大手町」がオープンしました。フォーシーズンズホテルは、カナダのオンタリオ州トロントに本部を置くラグジュアリーホテルです。

日本でも既に展開していますが、フォーシーズンズホテル東京大手町はこれまでのホテル以上にレストラン・バーが充実しているので、とくに注目されています。

ということで、同ホテルのラウンジ、イタリアン、フレンチ、バーの魅力について詳しく紹介していきましょう!

ラウンジ「THE LOUNGE(ザ ラウンジ)」

和菓子も取り入れられた「アフタヌーンティー」(1名5,200円)はオリジナリティに溢れている

ホテル直通エレベーターで上がって最初に辿り着くのが「THE LOUNGE(ザ ラウンジ)」。近くに皇居の緑、遠くに富士山を望める絶景も見どころになっています。

数々の世界大会で受賞歴のあるエグゼクティブペストリーシェフ・青木裕介氏による、プティガトーやパフェ、アフタヌーンティー、ハイティーが充実。

12種類の茶葉サンプルが運ばれて来て、香りをかいで好きなものを選べる

レジデントソムリエが伝統的な方法で淹れる、お茶にも力が入れられています。

12種類もの茶葉サンプルから、ゲストがじかに香りをかいでから選ぶことができるのも貴重な体験。優雅なひとときを過ごせるラウンジとして、覚えておくとよいでしょう!

予約電話番号:03-6810-0655

イタリアン「PIGNETO(ピニェート)」

洗練された空間の中、ショーキッチンで迫力も楽しめる

「PIGNETO(ピニェート)」は「アボンダンツァ(=豊かな人生)」をテーマにし、リラックスして旬の食材を味わえるイタリアン。イタリア出身の総料理長マルコ・リーヴァ氏が全体を監修します。

ダイニングのすぐ側にショーキッチンが設けられていて、生ハムのカットやピザ窯の様子が見られるなど、活気と臨場感が溢れているのが特徴。

「ガルガネッリ シチリアンペースト くるみ イチジク ブッラータ」(2,700円)はスペシャリテのひとつ。ガルガネッリの弾力が癖になり、様々な食感と香りを味わえる逸品

オープンエアのルーフトップ「テラッザ」で提供されている、フリーフロー付きの「アペリティーボ(食前酒)」(4,900円)も人気に火が付くのではないでしょうか。

予約電話番号:03-6810-0655

フレンチ「est(エスト)」

エントランスからのアプローチはライブラリをイメージしており、約680冊もの本や器などを収蔵

「est(エスト)」は、ミシュランガイドで二つ星を獲得したギヨーム・ブラカヴァル氏がシェフを務める、コンテンポラリーフレンチ。ブラカヴァル氏と共に8年間働いてきたミケーレ・アッバテマルコ氏が、ペストリーシェフを担います。

ブラカヴァル氏が標榜するのは、日本の食材に敬意を表し、日本のテロワールを伝える料理。バターや牛乳由来のチーズはできるだけ用いないようにし、自家製の豆腐チーズが使用されているなど、料理はどれも軽やかな味わいです。

マナガツオに低温でゆっくりと火入れをして、繊細な甘味を活かした一皿。カキの旨味を凝縮させたソースが味わい深い

ランチ(10,000円〜)、ディナー(20,000円〜)ともに3種類のコースがあり、様々な料理を少しずつ味わえます。ハウスシャンパーニュは「ローラン・ペリエ グラン シエクル」。日本で有名なシャンパーニュハウスのプレステージ版であり、グラスで飲めるのは良心的でしょう。

星付きシェフであるブラカヴァル氏とアッバテマルコ氏による新しい美食が、ここに始まります!

予約電話番号:03-6810-0655

バー「VIRTU(ヴェルテュ)」

遠くまで望める眺望と存在感のあるバックバー

「VIRTU(ヴェルテュ)」はパリのナイトシーンを思わせるバーで、ヘッドバーテンダーを務めるのがジョシュア・ペレ氏。

カクテルは1,800円〜。フランスのヴィンテージスピリッツや希少なコニャックをベースに創作したオリジナルカクテルが目玉で、新宿のブリュワリーでつくられたオリジナルクラフトビール「Saison de Tokyo」(1,600円)も用意しています。

プライベートバーにも立派なバックバーとカウンターを設置

奥にはプライベートバーを設置。暖炉の炎の温もりを感じ、東京スカイツリーの姿を眺めながらお酒を嗜めます。

まるで日本ではないような雰囲気で、“大人の空間”を楽しめるバーといってよいでしょう。

予約電話番号:03-6810-0655

※価格はすべて税・サービス料別
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。
※本記事は取材日(2020年8月)時点の情報をもとに作成しています。

写真・文:東龍